【阪神】矢野監督、大山を異例の名指し叱責…6回の走塁「論外」

6回2死一塁、福留の二塁ゴロで一塁走者・大山(左)は二塁へ滑り込まず、セーフの判定だったがリクエストによりアウトになる(右は遊撃手・大城=カメラ・豊田 秀一)
6回2死一塁、福留の二塁ゴロで一塁走者・大山(左)は二塁へ滑り込まず、セーフの判定だったがリクエストによりアウトになる(右は遊撃手・大城=カメラ・豊田 秀一)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス3x―2阪神(15日・京セラドーム大阪)

 黒星の苦みが強くなってしまった。守護神・ドリスが逆転を許し、今季2度目のサヨナラ負け。5月19日以来となる3連敗で、オリックスとの「関西ダービー」も負け越しが決まった。

 試合後の会見。試合の振り返りを求められた矢野監督の第一声は「それ(9回)よりも…」。珍しく怒りの矛先を選手個人へ向けた。

 「悠輔のプレーが残念だな。チームの士気は上がらないし、ファンにも失礼」

 名指しした大山のミスは6回だ。2死一塁で福留の中前へ抜けそうな高いバウンドのゴロを二塁手・福田が好捕し、二塁へ送球。抜ければ三塁を狙う必要もある一塁走者として難しい判断を迫られる中で、大山は二塁にスライディングをしなかった。一度はセーフと判定されたが、敵将・西村監督のリクエストでアウトに。結果的に流れを手放してしまった。

 「(福留)孝介も体の状態が悪い中、ヒットになったものがならない。スライディングをしないというのは論外。野球を見ている子供たちに対しても、何のプラスにもならない」

 4月18日のヤクルト戦(神宮)では、振り逃げの機会がありながら一塁への走塁を怠った木浪を途中交代したことがあった。だが、この日の矢野監督は就任以来最大級の厳しい口調で「あのプレーは何にもない」とあきれかえった。

 開幕から不動の4番で起用されているのは、12球団で西武・山川と大山の2人だけ。期待値の高さは、シビアな言葉になってはね返ってくる。直前に勝ち越し打を放っていた背番号3にとっては、天国から地獄のような心境。「チームの流れを止めたのは事実。あのプレーがきょう(の逆転負け)につながったと思います」と言い訳せずに敗因を背負い込んだ。

 土曜日は6連敗。最大で6あった貯金も3に目減りした。「もちろん、俺の責任だと思っている」と語気を強めた矢野監督。愛のムチに込めた思いは相当だ。(長田 亨)

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