明大4強、ドラ1候補の森下暢仁完封 西武渡辺GM、大船渡・佐々木超えを示唆

東洋大を相手に完封勝利を挙げた明大・森下(カメラ・頓所 美代子)
東洋大を相手に完封勝利を挙げた明大・森下(カメラ・頓所 美代子)
今秋ドラフト1位候補
今秋ドラフト1位候補

◆報知新聞社後援 第68回全日本大学野球選手権第4日 ▽準々決勝 明大3―0東洋大(13日・神宮)

 準々決勝4試合が行われ、明大(東京六大学)はドラフト1位候補のエース・森下暢仁(4年)が、東洋大(東都大学)を相手に7安打完封勝利。東都との“神宮決戦”を制し1981年以来、38年ぶり選手権制覇に大きく前進した。東農大北海道(北海道学生)は、投げてもMAX147キロを誇る主砲ブランドン大河内野手(3年)の3ランなど打線が爆発し7回コールドで初の4強進出。佛教大、東海大が15日の準決勝に駒を進めた。

 締まらない幕切れに、明大・森下は苦笑するしかなかった。9回2死二塁、左前打を許したが、本塁を狙った二塁走者を刺してゲームセット。リーグ戦では、今春の東大戦まで完封がなかったこともあり「やってしまったと。あそこで1点取られたら、また完封できなかった。後味はよろしくないです」。大一番での7安打完封劇を、笑いとともに振り返った。

 初戦を温存されての今大会初登板。東洋大の先発・村上が前日112球を投げての連投だったこともあり「自分はただ声を出して、きょうに合わせていた。さすがに打たれるわけにはいかない」とマウンドに上がった。「ストレート自体はよくなかった」と感じると、150キロを超える直球を見せ球にカットボール、カーブ、チェンジアップを低めに集めた。それでも、6回2死一、二塁で東洋大の4番・佐藤都志也を迎えると、この日の最速152キロで三邪飛。「あそこを抑えてなかったら、どうなるか分からない展開。一発勝負なので、一球一球大事に投げました」

 ネット裏から見守ったスカウト陣も、うなるしかなかった。巨人・長谷川スカウト部長は「どの球種でもストライクが取れるし、緩いボールも操れる。キャンプでけががなければ、1軍のローテーションでしょう」。西武・渡辺GMも「即戦力では今年の候補で一番。(1位)競合の可能性は十分にある。佐々木を置いて何球団がいくか。意外とこっちの方が多くなるかもしれない」とMAX163キロの“令和の怪物”大船渡・佐々木朗希超えの可能性を示した。

 待ちに待った全国舞台。1年春はメンバーに名を連ねながら、直前の新人戦で右肘骨折。右腕をギプスで固めスタンドで見守った。大学での全国デビューを最高の形で飾ったMAX155キロ右腕。「日本一になって38年あいている。自分たちで止めたい」。悲願の頂点へ、勢いに乗り駆け上がっていく。(山口 泰史)

 ◆森下 暢仁(もりした・まさと)1997年8月25日、大分市生まれ。21歳。明治北小3年から明治少年野球クラブで野球を始める。大東中3年時に軟式の九州大会優勝。大分商1年夏に背番号11で甲子園ベンチ入り。15年U―18W杯高校日本代表。大学日本代表では17年ユニバーシアード金メダル、18年ハーレム大会優勝。17、18年日米大学野球選手権出場。180センチ、75キロ。右投右打。

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