“逆転の佛教大”3点差逆転し初4強「ここまで来たら優勝しかない」

9回、サヨナラのスクイズを決める佛教大・石井
9回、サヨナラのスクイズを決める佛教大・石井

◆報知新聞社後援 第68回全日本大学野球選手権大会第4日 ▽準々決勝 佛教大4x―3東北福祉大(13日・神宮)

 準々決勝4試合が行われ、明大(東京六大学)の今秋ドラフト1位候補・森下暢仁(まさと、4年)が東洋大(東都大学)を7安打に抑えて完封した。東都との“神宮決戦”を制し、38年ぶりの優勝に大きく前進した。佛教大(京滋大学)は3点差を逆転し、9回にサヨナラ勝ち。東農大北海道(北海道学生)とともに初のベスト4進出を決めた。大商大(関西六大学)は、東海大(首都大学)に逆転負けした。

 歴史を動かした。3―3の9回1死二、三塁、4番の石井太尊(たいそん)がスクイズを決めると、三塁から生還した八木風磨は仲間からもみくちゃにされた。初の4強。田原完行(さだゆき)監督(59)が「実感がない。偶然がこれだけ重なると怖い」と驚く“逆転の佛教大”だ。

 八戸学院大との1回戦は0―3の9回に4点を奪って逆転サヨナラ勝ち。この試合も3点差をひっくり返した。東北福祉大は7回に今秋ドラフト候補の津森宥紀が登板。佛教大は森本翔大の右前適時打で1点を返し、8回に木岡大地の2点三塁打で追いついた。「差し込まれていたのでグリップを(一握り分)下げようと。ひらめきました」。昨年、防御率0・00で最優秀投手に輝いた最速149キロのサイド右腕を攻略し、1991年の準々決勝で敗れた相手に雪辱した。

 田原監督は奈良・五條高などで監督を歴任。「学生が低年齢化してきている。高校生と同じことを言っている」。高校野球流の指導で「敗因を自分たちでつくらないように」などと説いてきた。部員数人は、OBで中日の大野雄大とSNSで交流。不要になった道具を贈ってくれる先輩にも吉報を届けた。「チームの目標は4強だった。ここまで来たら優勝しかない」と木岡。劇勝の勢いで一気に頂点を目指す。(伊井 亮一)

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