貴景勝 回復順調もカド番名古屋へ焦らず調整「まだまだ相撲人生が自分にはある」

右膝の負傷後、初めて稽古を再開した貴景勝
右膝の負傷後、初めて稽古を再開した貴景勝

 大相撲の夏場所を右膝の負傷で途中休場した大関・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が12日、東京・台東区の同部屋で稽古を再開した。夏場所9日目(20日)に再休場して以来、まわしをつけて土俵に下りたのはこの日が初めて。四股やスクワット、テッポウなどで約30分間、汗を流した。

 夏場所4日目の御嶽海(出羽海)戦で、右膝の内側靭帯を負傷。8日目に再出場したが敗れ、9日目に再休場した。現在は医者やパーソナルトレーナー、膝のケガを専門とするトレーナーで組んだチームの指導の下、リハビリとトレーニングにあたっているという。「なかなかこの期間で全治はありえない。復帰に向けて、リハビリと治療を何日も何日も続けていくしかない。(今日は)一つ復帰に向けて、大関として相撲を取れる段階、一つ上に上がったという感じ」と説明した。

 名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けては、チームで計画を立てて日々、メニューをこなす。「名古屋から逆算して、四股、すり足でも段階を踏んで行く感じ」。その上で「稽古場に下りれるという段階になった。1週間くらい早いペースで来られてる。1週間前倒しで、まわしを締める形になった」と順調ぶりを語った。

 夏場所を負け越し、名古屋はカド番として迎える。出場については「あと1か月弱、チームの人とも『この週にこういう事が出来たら出られる、出られない』というところでやっている。出られるのであれば出たい。そういう中でやっている。焦る必要はないけど」と語った。また、「治らなければ来場所休んで、また次を目指すしかない」と悲壮感もにじませた。

 今後もチームとしての方針の下、稽古場でも体作りに励む予定。師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)も、この方針に理解を示しているという。相撲を取る実践的な稽古再開は「体が出来ていない状態で相撲をとると、壊れるから」と、場所前約1週間を予定しているという。「自分の膝。無理してもしょうがない。まだ相撲人生が自分にはあると思ってやってる。焦る必要はないけど、やれることは100%という気持ちでやっている」と、一歩一歩、進む覚悟を示した。

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