3月11日に右肘のクリーニング手術を受けて2軍調整中だった楽天・則本昂大(たかひろ)投手(28)が12日、ヤクルト戦(楽天生命)の試合前練習に合流した。
石井一久GM(45)は「本人から、緊張感のある中で練習したいと聞いたので1軍でやらせることにした。リハビリは最終段階に入っていて、試合に投げる時だけ2軍に行くことになる」と説明。今後は1軍に帯同しつつ、2軍で調整登板を行う予定。順調にいけば、25日のイースタン・西武戦(西武第二)前後で実戦復帰する見込み。その後は3~4試合の調整登板を経て、球宴明けの1軍復帰を目指す。
則本昂はこの日、石井GM、平石監督、伊藤投手チーフコーチが見守る前で、ブルペンで50球のピッチングを行った。「僕は練習参加だけなので。あとはGMに聞いて下さい。順調です」とだけ話し、足早にクラブハウスに消えていったが、伊藤投手チーフコーチは「すごい球を投げていた。まだ調整段階だけど、キャンプで見た時の印象とあまり変わらない」と目を丸くしていた。