大体大、雑草魂だ!延長10回サヨナラ勝ち 上原先輩からのTシャツを力に

延長10回にサヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる大体大の大西(右から2人目=カメラ・伊井 亮一)
延長10回にサヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる大体大の大西(右から2人目=カメラ・伊井 亮一)
OBの上原氏らから贈られたTシャツ
OBの上原氏らから贈られたTシャツ

◆報知新聞社後援 全日本大学選手権第2日 ▽1回戦 大体大3x―2高知工大=延長10回タイブレーク=(11日・神宮)

 大体大(阪神大学)は延長10回タイブレークの末に、大西進太郎三塁手(3年)のサヨナラ打で4年ぶりの白星を挙げた。善意の寄付で初出場した高知工科大(四国地区大学)は善戦したが及ばなかった。今大会最多42度目出場の福井工大(北陸大学)は1年生・立石健の好投で上武大(関甲新学生)を破り、4年連続で初戦を突破した。

 初球を打った瞬間、大体大の大西は右手を突き上げ一塁に走り出した。タイブレークにもつれこんだ延長10回2死満塁、8番打者が“雑草対決”に終止符を打った。「詰まってもいいから、力強いスイングをしよう」。1死満塁から前の打者で主将の駒方公紀が3バントスクイズを失敗。「主将の分まで打とうと思った」と、嫌な流れを食い止めた。

 5月14日にリーグ優勝を決めた6日後、OBの前巨人・上原浩治氏が現役を引退した。4年ぶりの出場を記念して、偉大な先輩らからTシャツが部員に贈られた。「胸を張って着られる」と大西が喜んだように、選手は移動中や練習で愛用して、今大会に臨んだ。

 大学の室内練習場には、学生時代の上原氏の活躍を伝える学内紙が掲示されている。後輩たちは今でも目を通して刺激を受けている。「『雑草魂』の通り。恵まれない練習環境の中で、時間をどう使うかが自分たちの成長にかかってくる」と大西。校内にある大体大浪商高のグラウンドを借りられるのは週に1度だけ。主に室内練習場を使用するハンデを克服し、前回出場した2015年以来の白星を飾った。

 上原氏の恩師でもある中野和彦監督(60)は「安打数は少ない(3安打)けど、うちらしい勝ち方ができた」と目尻を下げ、大西は「出ている限りは日本一を目指している」と06年以来の全国制覇を見据えた。(伊井 亮一)

延長10回にサヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる大体大の大西(右から2人目=カメラ・伊井 亮一)
OBの上原氏らから贈られたTシャツ
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