東海大のプロ注目捕手・海野隆司が逆転V打…守っては二盗2度刺した

8回に逆転適時打を放った東海大・海野は力強くガッツポーズ(カメラ・矢口 亨)
8回に逆転適時打を放った東海大・海野は力強くガッツポーズ(カメラ・矢口 亨)

◆報知新聞社後援 全日本大学野球選手権第2日 ▽1回戦 東海大4―3立命大(11日・東京ドーム)

 東海大は、今秋ドラフト上位候補の海野隆司捕手(4年)が攻守に活躍し、優勝した第63回大会以来の初戦突破。自身の悪送球により逆転を許したが、4番打者として8回1死満塁から再逆転の左前2点打を放った。

 待っていた直球を、海野は思いきり叩いた。高く弾んだ打球が内野手の頭上を越え、レフト前に転がる。2者の生還を見届けると、一塁塁上で力強く右拳を振り下ろした。1点を追う8回1死満塁。勝負を分けた逆転の左前2点打を「とにかく食らいついて、思い切りいこうと。相手の捕手は(昨年12月の代表候補)合宿で一緒だった。性格的に、絶対どこかで真っすぐが1球は来ると思っていた」と振り返った。

 汚名返上の一打だった。「周りがよく見えてプレーできていた。あれが自分の持ち味」と語ったように、中盤まで立命大の機動力を完全に封じ込んだ。3、6回に二盗を刺し、いずれも三振ゲッツーを完成。5回無死二塁では、バントを素早く処理し三塁でアウトにした。しかし1点リードの7回1死二、三塁、三塁へけん制悪送球。結果的に逆転につながり「正直やばいなと。打てなかったら自分のせいで負けてしまうと思った」と明かし、安どの笑みを見せた。

 スカウト陣からも高い評価が並んだ。巨人・長谷川スカウト部長は「捕ってから速い。キャッチングも上手。ランナーをよく見ている。大学、社会人の中で一番じゃないかな」。楽天・後関スカウト部長も「速いだけじゃなく正確。安定感が違う。守備ではダントツ」と絶賛。ヤクルト・伊東編成部長は「守備だけならすぐ使える。2位までじゃないと獲れないでしょ」と上位での指名を予想した。

 チームも優勝した14年以来、5年ぶりの初戦突破。「新チームになってから、ずっと日本一と言ってきた。1試合1試合、集中して戦わないと日本一にはなれない。まずは明日の試合です」と、12日の宮崎産業経営大との2回戦に照準を絞った海野。揺るぎないチームの中心が、強力投手陣を束ねて頂点まで導いていく。(山口 泰史)

 ◆海野 隆司(うみの・たかし)1997年7月15日、岡山県生まれ。平福小では福島下町ソフトボールでプレーし、福浜中時代はヤングリーグのファイターズ岡山に所属。関西高に進学し、2年夏に甲子園に出場した。東海大では1年秋からリーグ戦に出場。2年春から主力となり、3年時にはハーレム国際野球大会で大学日本代表に選出され、優勝に貢献した。二塁送球は1.72秒。172センチ、78キロ。右投右打。

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