【大竹七未チェック】スコットランド戦はドリブル有効、岩渕の復調は明るい兆し

声援を送ったファンに頭を下げるなでしこジャパン(ロイター)
声援を送ったファンに頭を下げるなでしこジャパン(ロイター)

◆フランス女子W杯1次リーグ第1戦 日本0―0アルゼンチン(10日・パルク・デ・プランス競技場=パリ)

 サッカー女子日本代表なでしこジャパンは10日(日本時間11日)、フランスW杯初戦のアルゼンチン戦に臨み、0―0で引き分けた。中央を固めて守りに徹する相手に苦戦し、前半のシュート数は、MF中島依美とMF三浦成美の2本。後半に入り、岩渕真奈らを投入してゴールに迫る場面も増えたが、得点は奪えず。日本はFIFAランク7位だが、同37位の格下相手の守備を崩すことが出来なかった。

 なでしこジャパンは“きれい”にやろうとしすぎた。もっと“泥臭く”戦うことが必要だった。完全に引いた相手に対し、パスできれいに崩して、きれいにシュートを打つことを狙ったが、アルゼンチンはボールを持った選手に対し、2、3人がかりで奪いにきた。守備の網にひっかかり、チャンスをつくれなかった。スペースがない中で局面を打開するために、積極的にミドルシュートを放って相手のDFラインを引きずり出す、あるいは、ひとつパスを飛ばして揺さぶりをかける、などの工夫がほしかった。

 初戦は痛い引き分けとなったことで、次のスコットランド戦は、より重要になった。最終戦でぶつかるイングランドに比べれば、守備で雑な部分がある。前には強いが、後ろと横の揺さぶりに弱い。DFラインの裏のスペースを使えば崩せるし、横山や岩渕のドリブルも有効だろう。特に、故障者が多い中で岩渕が復調したことは明るい兆し。途中出場した初戦ではキレのあるプレーを見せ、攻撃にリズムをつくった。次も期待したい。相手で気をつける選手は右サイドのエムスリー。高さを生かしたセットプレーにも要注意だ。気持ちを切り替え、自信を持って2戦目以降に臨んでほしい。(元日本代表FW、神戸親和女子大サッカー部エグゼクティブコーチ)

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