東農大北海道、4年ぶり初戦突破 古間木がV打「自分がやるしかない」

延長10回2死二、三塁、勝ち越し2点二塁打を放った東農大北海道・古間木
延長10回2死二、三塁、勝ち越し2点二塁打を放った東農大北海道・古間木

◆全日本大学野球選手権第2日 ▽1回戦 東農大北海道6―5近大工学部=延長10回タイブレーク=(11日、神宮球場ほか)

 2年ぶり16度目出場の東農大北海道(北海道学生)が、近大工学部(広島六大学)を延長10回タイブレークの末6―5で破り、4年ぶり初戦突破を飾った。延長10回2死二、三塁で8番・古間木大登(2年)=遠軽出=が、右翼線2点適時二塁打で勝ち越しに成功。10日に39歳の誕生日を迎えた三垣勝己監督に、全国1勝をプレゼントした。また、5年ぶり出場の星槎道都大(札幌学生)は福岡大(九州六大学)に0―1で敗れた。

 神宮の空に、バースデーソングが鳴り響いた。延長10回タイブレークを制して、東農大北海道が4年ぶりの初戦突破だ。最高の誕生日プレゼントを贈られた三垣監督は、「選手たちが粘り強く、気持ちを切らさずに戦ってくれた結果。ありがたいですね」。手渡されたウィニングボールを、照れ臭そうに握りしめた。

 2点リードの9回2死から同点に追いつかれ、無死一、二塁から始まるタイブレークに突入。ただ、ナインは臆することはなかった。犠打を絡め2死二、三塁で迎えた8番・古間木は「自分がやるしかない」。右翼線を抜ける2点二塁打で勝ち越し。最後は右腕・中村亮太(3年)=千葉経大付出=が1失点で切り抜けた。

 三垣監督はPL学園3年夏に松坂大輔(中日)擁する横浜と対戦。「6番・一塁」で延長17回の死闘を演じ、社会人では三菱ふそう川崎で日本一を2度経験した。大舞台で力を発揮する難しさを知っているからこそ、指揮官は「負けて給料が減る訳じゃないんだから」と選手に助言。説得力のある言葉が、肩の力を抜く一助となった。

 試合後、PL学園時代の同期で現楽天の平石洋介監督(39)からは「初戦突破おめでとう。舞台は違うが、同じ監督として頑張っている姿に勇気をもらっている。次の試合もベストを尽くして欲しい」と祝福のメッセージが届いた。次戦は12日の2回戦で大体大(阪神大学)と対戦。三垣監督は「今日は運が良かっただけ。まだまだ甘いです」。22年ぶりの8強進出へ、気を引き締め直した。(清藤 駿太)

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