◆ウエスタン・リーグ オリックス―阪神(11日・オセアンBS)
阪神・藤浪晋太郎投手(25)が中11日で復帰3度目の先発マウンドに上がり、5回1安打無失点。球場表示で最速157キロを計測し、8奪三振で無四球と圧巻の投球を披露した。
初回2死から3番・岡崎を空振り三振に斬った外角低めの直球が球場表示で157キロを計測。スタンドがどよめくと、2回先頭のT―岡田は154キロ直球で空振り三振。4回は全て変化球で3者連続三振を奪った。5回にも先頭のT―岡田から高めの直球で空振り三振。右打者6人を並べた相手打線に対し、予定の5回を59球でまとめた。
今季の右腕はオープン戦から課題の制球面などを克服できず、プロ7年目で初の開幕2軍。来る時に備え、投球フォームを入念に確認してきた。5月18日のウエスタン・広島戦(由宇)で67日ぶりに実戦復帰すると、1回を完全投球でリスタート。同30日のオリックス戦(鳴尾浜)では最速155キロを計測し、3回無安打無失点だった。