【日本ハム】吉田輝星、直球磨き1軍デビューへ 栗山監督「いけると思った」

12日の広島戦で先発予定の吉田輝
12日の広島戦で先発予定の吉田輝

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)が12日の広島戦(札幌D)で初登板初先発デビューする。2軍では、最大の武器である伸びのある直球を中心とした投球スタイルを貫き、早期デビューにつなげた。

 輝星の1軍デビューまでの道のりは、直球磨きの日々だった。金足農時代からきれいな縦回転で、真上に伸び上がるような軌道を描く直球が持ち味。球団はその強みを伸ばすため、変化球に頼る投球をさせないという“制約”を設けてきた。

 最大の転機は4月13日のイースタン・ロッテ戦(鎌ケ谷)だろう。先発で3回2失点だったが、初回に直球を左越えソロとされた細谷に対し、次打席では変化球を続けて四球を与えた。加藤2軍投手コーチは「何がやりたいのか。やるべきことをもう一度把握させなきゃいけない。こんな投球では1軍じゃ絶対に無理」と指摘。同コーチからの厳しい言葉の効果か、輝星は「打者が直球を待っていても、空振りや見逃しを取れるような直球を投げられるように」と語った。それ以降は、直球にこだわる姿勢が強くなった。

 昇格への最終テストとなった今月4日のイースタン・巨人戦(G球場)では3回を自己ワースト6失点。力みで制球を乱して直球を痛打されても、直球で攻める姿勢を貫いた。2軍では9試合で0勝3敗、防御率4・15の内容でも、栗山監督は「最後まで真っすぐにこだわっている姿に、こっちは(1軍で)いけると思った」。進んでいる方向が正しいと判断し、昇格を決めた。

 9日に甲子園でブルペン入りした右腕は、直球を中心に50球。デビュー戦の相手はセ3連覇中の広島だが直球勝負の姿勢は不変だ。「直球中心に自分のスタイルを崩すことがないように」。磨き続けてきた直球で、臆することなく勝負する。(小島 和之)

 ◆広島・大瀬良でも「負けたくない」

 12日にデビューする吉田輝は広島の大瀬良と投げ合うことになる。「格上のすごい投手だが、誰にでも負けるのは嫌だ。負けないという気持ちでやりたい」と気持ちの強さを見せる。リーグトップタイの6勝を挙げている大瀬良は札幌市内で調整後「勝つために北海道まで来ている」とキッパリ。「初登板は全てが初めの一歩。吉田君らしくマウンドに立って、一緒に投げ合うことができれば、次につながっていくのでは」と話した。

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