日本製鉄室蘭、王者・JR北海道撃破し5年ぶり東京ドーム…小屋畑主将「ベスト8目指す」

5年ぶり都市対抗野球出場を決め、喜びを爆発させる日本製鉄室蘭シャークスのナイン
5年ぶり都市対抗野球出場を決め、喜びを爆発させる日本製鉄室蘭シャークスのナイン
2回2死二塁、先制の中越え2ランで生還し、大石と抱き合う日本製鉄室蘭シャークス・田畑(右)
2回2死二塁、先制の中越え2ランで生還し、大石と抱き合う日本製鉄室蘭シャークス・田畑(右)

◆都市対抗野球 道2次予選リーグ最終日 JR北海道クラブ4―5日本製鉄室蘭シャークス(9日、札幌円山)

 日本製鉄室蘭シャークスがJR北海道クラブに5―4で競り勝ち、3連勝で5年ぶり4度目の本戦(7月13日開幕、東京ドーム)出場を決めた。2回に8番・指名打者の新人・田畑瑛仁選手(22)=中大=が先制2ランを放つなど打者一巡4点。4年連続本戦出場中の難敵を撃破した。今季から就任の比嘉泰裕監督(33)に幸先の良い優勝をもたらした。

 ルーキーの一発から猛攻は始まった。2回1死二塁。日本製鉄室蘭シャークスの8番・田畑がスライダーを振り抜くと、打球は中堅手のはるか上を越えた。「チームに勢いをつけられた」と胸を張る、社会人公式戦初の先制2ラン。この回、打者一巡でチームは4点を先取し、5年ぶりの本戦出場を引き寄せた。

 今季のチームを象徴するように若手とベテランがかみ合った。元ヤクルト投手で現コーチの一也氏(50)を父に持つ新人の一発が打線に火をつけた。5回に4番で主将の小屋畑尚哉一塁手(31)=星槎道都大=が執念の三塁内野安打で決勝の5点目を生んだ。

 小屋畑は、練習から泥臭いプレーを率先し、声をかけ続けて若手が輪に入りやすい環境を作ってきた。田畑は「先輩たちの姿を見てこのチームに入って良かったと心から思う」と言う。主将は「自分も若手と同じ目線に立ち、暑苦しいくらい『最後は根性だ!』と言い続けてきた」。その姿が1点差で踏ん張るナインの原動力にもなった。

 昨秋の日本選手権道予選の代表決定戦(3―1)に続き、対JR北海道クラブを撃破した。今季就任した比嘉泰裕監督(33)は、選手として、そして監督として宿敵に連勝。「(都市対抗末出場の)5年は長かった。主将のおかげでいいチームになってきた」。09年から現役を過ごしたチームの後輩の成長に目を細め、指揮官初タイトルを喜んだ。

 いざ5年ぶり本戦へ。1996年の日本選手権1回戦(シダックス、1〇0)以来、全国では勝利がない。「今年こそ勝利、そしてベスト8を目指したい」と小屋畑主将が言えば、「本戦も先輩と共に役割を果たしたい」と田畑も続く。大一番で結束を深めたナインが、東京ドームでも歓喜の輪を作るため、突き進む。(川上 大志)

5年ぶり都市対抗野球出場を決め、喜びを爆発させる日本製鉄室蘭シャークスのナイン
2回2死二塁、先制の中越え2ランで生還し、大石と抱き合う日本製鉄室蘭シャークス・田畑(右)
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