「クッション性・安定感・重さ」 川内優輝がゲルカヤノにこだわる理由

初代ゲルカヤノを手にシューズの良さを語る川内優輝
初代ゲルカヤノを手にシューズの良さを語る川内優輝

 今秋のドーハ世界陸上(9月27日開幕)の男子マラソン代表で4月にプロ転向した川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=が8日、都内でアドバイザリースタッフ契約を結ぶアシックス社のトークイベントに出席した。2013年ごろから愛用する「ゲルカヤノ」シリーズの新商品「ゲルカヤノ26」について、生みの親である榧野俊一氏と語り合った。

 環境がどれだけ変わっても、愛用するシューズは不変だ。プロ転向から2か月。7日にはドーハ視察を終えて帰国するなど、公務員時代には考えられなかったスケジュールで生活を送る川内。それでも「やっぱり、これしかない」と手に取るシューズは「ゲルカヤノ」だった。「クッション性、安定感、適度な重さ。ケガを予防する意味でも、このシューズでほとんどの練習をこなします。レース前日もジョグの延長で1キロの刺激を入れますが、このシューズで2分45秒くらいまでいける」。頼もしい相棒に目を細めた。

 特に「重さ」へのこだわりは大きい。「自分にとっては300から330グラムくらいがちょうどいい。1週間のうち5日はジョグというスタンスなので、他の選手より走行距離に占めるジョグの割合が多い。ある程度の重さのシューズでジョグをこなすことで、蹴る力が強化されて、レーシングシューズでも力が出る」。一時期履いていた同社のGTシリーズは新作が登場するにつれ軽量化が進んだため、次第に「ゲルカヤノ」へとシフト。限られた時間と環境の中でトレーニングを積んだ公務員ランナー時代のノウハウが生きている。

 25度の進化を経てたどり着いた新作。榧野氏が「アシックス社の最高級ランニングシューズという位置づけは当初から変わっていない」と話すように、1993年の初代カヤノ発売以来、根強い人気を誇るモデルだ。川内も「これまでのカヤノと全く違う。今までは足になじむまで数日かかったが、初めて足を入れた瞬間から足首周りがフィットする感じ」。自身4度目の世陸まで4か月。初入賞へ向けて、新たな武器を手に走り出した。

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