【巨人】原監督、痛い逆転負けに「もうちょっと打線が…」

9回2死一、二塁、中村奨(手前)に勝ち越し打を打たれ、ベンチで顔をしかめる原監督(カメラ・相川 和寛)
9回2死一、二塁、中村奨(手前)に勝ち越し打を打たれ、ベンチで顔をしかめる原監督(カメラ・相川 和寛)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人5―6ロッテ(8日・東京ドーム)

 巨人は1点リードで迎えた9回にまさかの4失点。痛い逆転負けを喫し、連勝は2でストップした。最終回に登板した抑えの中川が乱調。その裏、岡本の11号2ランなどで1点差まで詰め寄ったが、届かなかった。中川はセーブに失敗し、プロ4年目で初黒星となった。9日は腰の違和感で出場選手登録を抹消されていた菅野が先発マウンドに復帰。エースに3連戦のカード勝ち越しを託す。

 悲劇的な逆転負けの真相から、原監督は目を背けなかった。9回、岡本の11号2ランで1点差まで迫ったが、そこまで。「なかなか走者を置いて適時打が出なかった。ギリギリのところで投手も頑張ったけどね」。3連勝を逃した敗因を、打線の勝負弱さに求めた。

 1点リードの9回、今季初めて3日連続での登板となる守護神・中川をマウンドに送った。だが、先頭・岡の二塁打と犠打で1死三塁とされ、鈴木に前進守備の一、二塁間を破られる同点打を浴びた。さらに2死一、三塁とピンチを広げたところで降板。代わった田原も流れを止められず、中村奨の勝ち越し打、菅野の2点二塁打で点差を広げられた。

 とはいえ、通算77試合目でプロ初黒星を喫した中川を筆頭に、中継ぎ陣は責められない。6月はここまでの全7試合が2点差以内の接戦。中川はそのうち6度登板している。「みんなしんどいと思う。そこは関係ないです」と気丈に話すが、疲れは察して余りある。原監督も左腕をかばい「4点目を早く取れなかったところが、一番問題ではないかな」と指摘。悔やむならば、会心の勝ち越し劇を一気の攻勢へとつなげられなかった場面だろう。

 同点の6回、ビヤヌエバと陽の連打などで作った1死二、三塁の好機。原監督は粘投の山口に代打・亀井を送り、三走のビヤには、バットに当たった瞬間に本塁突入の「ギャンブル・スタート」を指示した。亀井のゴロは二塁手・中村奨に阻まれたが、抜群のスタートを切っていたビヤの足が本塁への返球より一瞬早く、勝ち越し点をもぎ取った。

 続く1死一、三塁。一気に畳みかけたいところだったが、2安打していた若林の代打・阿部、坂本勇と看板打者が共倒れ。主将は「情けない打撃でした」と責任を背負った。8回も無死一、二塁から小林がバントで送れず、増田大も遊ゴロ併殺に倒れた。2点差あれば、守備隊形も、投手の精神状況も変わる。取れる時にきっちり加点することが、安定した「強さ」につながる。

 痛い逆転負けを喫したが、広島、阪神も敗れ、首位と2・5差の2位は変わらず。3カード連続の勝ち越しがかかる9日は、腰の違和感が癒えた菅野が先発する。「そりゃ、負けたらいろいろ原因はあるよ。もうちょっと打線が、というところだね」と指揮官が奮起を求めた打撃陣が、エースの復帰星を援護したい。(西村 茂展)

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