朝乃山の恩師長男が富山県総体個人戦Vでインターハイ切符「先輩が励みになった」

個人での全国総体出場を決めた浦山はてっぽうで汗を流す
個人での全国総体出場を決めた浦山はてっぽうで汗を流す

 富山商高相撲部が先輩の快挙に刺激を受けている。同校OBで富山市出身の朝乃山(25)=高砂=が、5月の大相撲夏場所で県勢103年ぶりの幕内優勝を果たし、地元は大いに盛り上がっている。その中、朝乃山の恩師で一昨年に40歳で急逝した浦山英樹さんの長男・秀誠(2年)が県総体個人戦で優勝。団体戦は準優勝だったが、個人で全国高校総体(7月26日開幕・沖縄)2年連続出場を決めた。夏場所で頂点に立った先輩に負けじと、高校日本一を目指す。

 朝乃山の感動的な優勝から約2週間、富山の町ではのぼりが掲げられ、さらに16日にはパレードが行われるなど、その熱は冷めやらない。先輩の活躍に触発されたのが富山商高相撲部の現役部員たちだ。中でも朝乃山と親交の深い浦山が今月2日の県総体個人戦で優勝。2年連続の全国総体出場を決めた。

 「(朝乃山関は)力士というよりは先輩というイメージ。小さいころから身近だった人が頂点に立ったのは、不思議な感じがする」と浦山。ただ「自分も試合を頑張ろうと励みになった」と、これ以上ない発奮材料になった。県総体前日の1日には稽古場に激励に来てくれた。「たわいもない話しかしていない」と言うが、大きな勇気をもらい全国切符を手にした。

 17年には全国中学体育大会で準優勝した182センチ、149キロの大器には、全国高校総体でも期待がかかる。浦山は「結果は意識しすぎず、前に出る自分の相撲を取りきりたい」と気合。将来は亡き父や朝乃山と同じ近大に進学し、故郷で指導者になる夢を持っている。「朝乃山関と形は違うが、地元に恩返しができれば」と浦山。ただその前に高校日本一の称号をつかみ、故郷に錦を飾りたいところだ。

 刺激を受けたのは、もちろん部員全員だ。県総体団体戦では高岡向陵に0―5で敗れ準優勝。全国総体出場はならなかったが、選抜高校相撲十和田大会(8月15日)には出場できる。主将の益山大知が「とにかくいい成績を残したい」と話せば、藤井駿介(ともに3年)も「やるからには勝つ」と力を込めた。朝乃山に続き、後輩たちも富山を盛り上げる活躍を見せる。(三須 慶太)

 ◆浦山 秀誠(うらやま・しゅうせい)2003年1月23日、富山市生まれ。16歳。寒江小、呉羽中を経て富山商高に進学。2017年に全国中学体育大会準優勝。高校1年時に個人で全国総体出場。182センチ、149キロ。得意は左四つ。前に出る相撲が身上。家族は祖父母と母、妹、弟。

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