羽生善治九段、将棋会館移転に「地元の人たちとともに愛着を持って、将棋を通じて交流を」

歴代最多1434勝を祝福するケーキを贈られた羽生善治九段
歴代最多1434勝を祝福するケーキを贈られた羽生善治九段

 将棋の羽生善治九段(48)は8日、都内で行われたAbemaTVの将棋関連番組に解説者として出演後、報道陣の取材に応じ、前日の棋士総会で議決した将棋会館の移転について語った。

 羽生九段は、連盟が昨年6月に発足させた「会館建設準備委員会」の委員長として会館の今後について検討を重ねて来た。

 7日の総会では、委員会としての答申として、〈1〉JR千駄ヶ谷駅前に所在し、今後建て替え案のある不動産大手ヒューリックの所有ビルの一部を保有〈2〉移転先の公募―の2案を議題に上げ、投票の結果、多数決で千駄ヶ谷移転案を決議した。

 決定を受け、羽生九段は「準備委員会の仕事としては総会で答申を出すということでしたので、終わって自分としてはホッとしたところはあります」と心境を吐露。今後、どのように関わっていくかについては「専門的な知識のある方、理事の方でないと話を進められない面もあるので、そういう方々に良い方向で進めていただけたら」と述べた。

 奨励会時代から通い続けた聖地が移ることについては「小学生の時の小学生名人戦から将棋会館で行われていたので、自分にとって出発点です。(新会館も)将棋ファンの方々にとって親しみのある場所であってほしいと願っていますし、そうなるように努力を重ねていきたい」と述べた。

 移転はするが、千駄ヶ谷が将棋の街で在り続けることについてファンからは歓迎の声が相次いでいるが「棋士たちからもそう言う声がありましたし、これだけ長くいるわけですから、地元の人たちとともに愛着を持って、将棋を通じて交流を広げていけたらというのはひとつの思いとしてありました」と語った。

 日本将棋連盟は今後、ヒューリック側と交渉を行い、連盟設立100周年を迎える2024年の移転を目指す。現会館にある対局室、日本将棋連盟事務局、道場、売店などの機能を全て移す方針だ。現会館の建物や土地は売却し、移転の原資とする。

 1976年に建設された現会館は老朽化が激しく、以前から移転の必要性が議論されていた。当初、委員会は現在地での建て替えも検討したが、現行の建築基準法では容積率や高さ制限、日陰規制などで現在の床面積を維持できないため、移転に踏み切ることになった。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請