スカイツリーから関取を 元琴欧洲の鳴戸部屋が部屋開き。 観光名所から徒歩5分

鳴戸親方夫妻と12人の弟子が新しい部屋の前で記念撮影
鳴戸親方夫妻と12人の弟子が新しい部屋の前で記念撮影

 大相撲の鳴戸部屋(師匠は元大関・琴欧洲)が同じ墨田区内に移転し、8日に部屋開きが行われた。仮住まいはJR錦糸町駅の近くだったが、新しい部屋は人気スポットのスカイツリーから徒歩5分。「やっと出来ました。2年かかりました。ここからが私の第2の人生のスタートします」と鳴戸親方は胸を熱くした。

 部屋開きには二所ノ関一門の理事でもある尾車親方(元大関・琴風)、芝田山親方(元横綱・大乃国)の他、佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)らが出席、大関・高安ら一門の関取衆も稽古で門出を祝った。

 新しい部屋は54坪の鉄筋4階建て。1階が稽古場と風呂、2階が応接室とチャンコ部屋、3階が大部屋、4階が鳴戸親方の自宅になっている。1階の稽古場は冷暖房完備で2台のビデオカメラが設置されていて、稽古の様子を必ず全員でチェックする。3階には3つの個室が用意されている。

 夏場所で6人の新弟子がデビューして、現在は12人の弟子が毎日、稽古で汗を流している。「(弟子には)階段を一つずつ昇っていってほしい。自分は一つやり残したことがあります。できれば自分(大関)より一つ上(の地位)に行ける関取を育てたい」と鳴戸親方は話していた。

 こだわりは2つ。一つは聖地・国技館からすぐ近くになること。「相撲は国技館ですから。相撲診療所もありますし、ストレスなく通うことができます」。さらに稽古場を外から見ることができるガラス窓だ。「外から見られているということも大事ですから」。

 スカイツリー周辺は連日、外国人観光客で賑わっている。外国人にも大相撲を身近に感じてもらう狙いもある。ブルガリア出身、慣れない地で苦労して大関まで昇進、引退後は鳴戸部屋を創設した“国際派”ならでは気遣いでもある。「一人の力士、一人の人間としても立派に育てたい」と最後まで熱かった。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請