元阪神ドラ1・藤田太陽、ロキテクノBCを都市対抗野球で東京Dに導く

マウンドへの思いを語った藤田
マウンドへの思いを語った藤田

 第90回都市対抗野球・第2次予選北信越大会(長野県営など)は7日、雨天のため、1回戦4試合が8日に順延となった。ロキテクノベースボールクラブ(BC)=上市町=は、元阪神の右腕、藤田太陽(39)投手兼任コーチが、投手としても好調を維持。同世代の活躍に刺激を受けながら、チーム初の本戦(7月13日開幕・東京ドーム)出場へ思いを語った。

 創部8年目、快進撃を続けるロキテクノBCを支えるのが元阪神の右腕、藤田兼任コーチだ。長年の経験を生かした的確な指導で若手投手を育成。7日の伏木海陸運送=高岡市=との初戦は雨天順延となったが、藤田は「投手は調整できている。野手は追い込んできたので(雨で)休めますね」と明るい表情を見せた。

 プロ時代には主に中継ぎで活躍し、2013年に引退。その後野球解説者などを経て、16年からロキテクノBCで投手兼任コーチとしてプレーする。5月の第1次予選決勝では、3、4回にリリーフ登板。「1年ぶりの登板で、腕が上がらなかったが、思ったより冷静に投げられた」。1失点したが、最速141キロをマークして優勝に貢献した。

 心の支えとなっているのが同世代の活躍だ。元同僚のヤクルト左腕、石川雅規(39)や阪神左腕、能見篤史(40)が今も現役でプレーする。「阿部慎之助選手もメモリアルアーチを放った。彼らが頑張っているのを見ると勇気が出ます」。現役時代から続く右肘の痛みはまだ残るが「チームのために、できることをやりたい」とマウンドに立ち続ける。

 プロ入り前の川崎製鉄千葉時代には3年連続で都市対抗に出場し、98年には準優勝も経験した。藤田は「支援してくれる会社、社員のために必死な姿を見せたい。状況に応じて手助けできれば」。不屈のベテラン右腕が、19年ぶりの大舞台を目指し、右腕を振る。(中田 康博)

 ◆藤田 太陽(ふじた・たいよう)1979年11月1日、秋田県生まれ。39歳。新屋高を卒業後、川崎製鉄千葉(現JFE東日本)に入社。2000年のドラフト1位(逆指名)で阪神に入団。09年に西武、13年にヤクルトに移籍し、その年に引退。187センチ、90キロ。右投右打。趣味は料理。

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