【巨人】咲いた4年目、桜井1163日ぶり先発で先発初勝利…7回途中3安打8奪三振1失点

先発した桜井は、7回途中1失点の好投で2勝目を挙げた(カメラ・安藤 篤志)
先発した桜井は、7回途中1失点の好投で2勝目を挙げた(カメラ・安藤 篤志)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天1―2巨人(6日・楽天生命パーク)

 巨人先発陣に救世主の出現だ。桜井がプロ2度目の先発で7回途中3安打8奪三振1失点の快投。2勝目を挙げた。1軍の先発はルーキー時代の16年3月30日のDeNA戦(横浜)以来1163日ぶり。大きなカーブとチェンジアップで楽天打線を翻弄した。その力投に応え、同点の6回には岡本が勝ち越しの10号ソロ。マシソンも今季初登板し、2/3イニングを無失点。最後は中川が締め、接戦をものにした。

 桜井はエネルギーに満ちあふれていた。4年越し、待ちに待った先発のマウンドだ。「ワクワクしてるわ。絶対にチャンスを逃さん」。先頭に失策で出塁された立ち上がり。2死三塁のピンチを迎えたが、4番・ウィーラーを空振り三振に仕留め小さくガッツポーズ。逆襲劇が始まった。

 先発は新人時代の初登板で、16年3月30日のDeNA戦(横浜)以来1163日ぶり。その翌日に右肘の張りで出場選手登録を抹消され、1年間をリハビリに費やした。2年目からは1軍での登板は救援だけ。その経験から「リリーフのしんどさを見てきた。長い回を投げることだけを考えた」。最速149キロの直球を軸に果敢に内角を攻めた。炭谷と試合前に話し合い、カーブもうまく組み込んだ。4回2死満塁で押し出しの四球を与え同点とされたが、失点はこの回のみ。後半も球威は落ちず、6回にはウィーラーから始まる打線を3者凡退に封じ、流れを渡さなかった。

 結果は自己最長の6回2/3を112球3安打1失点8奪三振の好投。「先発を目標としてやってきた。勝てたことがうれしいです」と笑みがこぼれた。原監督も「自分の球種を変化球含めて偏ることなく、まんべんなく使えたというところが良かった」と称賛した。

 交流戦開幕カード3戦目を託され「絶対に見返したい。そしてお世話になった人に結果で恩返しがしたい」と気持ちが入っていた。5月23日のDeNA戦(東京D)でプロ初勝利を挙げた後、自主トレで世話になってきた菅野に感謝のLINEを送った。返事は「頑張ってたらいいことがあるんだね。俺もすぐ戻るよ」。けがで離脱中のエースからのねぎらいにの言葉に、勇気づけられた。

 交流戦開幕前日の3日に行われた決起集会ではコーチ、選手、スタッフらの前で「6回を投げます」と力強く宣言した。勝ってスポーツ報知の1面を飾ることがかねての一つの目標。ここ2日は女優・蒼井優とお笑い芸人・南海キャンディーズの山ちゃんの結婚で盛り上がっていただけに「世間の話題にも負けへんで」と不敵な笑みを浮かべていた。

 見事に有言実行した桜井。右腕の快投でチームは交流戦の開幕カードを勝ち越しで決め、首位・広島とのゲーム差を3・5とした。

 「苦しい時もあったけど、苦しさだけじゃなかった。今につながっているいい時間でした」

 先発としての勝ちを初めてつかんだ右腕。ここで終わらせる気はない。(玉寄 穂波)

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