「千駄ヶ谷の受け師」木村一基九段が王位挑戦権を獲得 羽生九段破る

羽生善治九段を下して王位挑戦権を獲得した木村一基九段
羽生善治九段を下して王位挑戦権を獲得した木村一基九段

 将棋の第60期王位戦挑戦者決定戦が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手番の木村一基九段(45)が羽生善治九段(48)に136手で勝ち、豊島将之王位(29)=名人、棋聖=への挑戦権を獲得した。

 「千駄ヶ谷の受け師」の面目躍如だった。両者とも一分将棋に突入した終盤まで形勢不明の激戦に。ギリギリの局面が続く中、木村九段は棋風通りに受け(守備)の妙手を連発し、第一人者の攻めを封じ込んだ。局後は「ちょっと最後、間違えたんですかね…寄らなくなって。ずっと難しかった。負けてても…最後まで分からなかったです」と激闘を振り返った。

 木村九段はトップ10人によって構成される順位戦A級に在籍する実力者。過去6度のタイトル挑戦歴があり、多くの熱狂的ファンがいることでも知られる。羽生王位(当時)に3勝4敗のフルセットで屈した第57期王位戦以来、3年ぶりのタイトル挑戦に「うれしいです。若い人ばかりがタイトルを持っていますので、思い切りぶつかっていきたいなと思います」と一瞬だけ笑顔を見せながら語った。

 一方の羽生九段は、4日に歴代単独最多の公式戦通算1434勝の新記録を樹立したばかり。さらなる偉業となるタイトル獲得通算100期を懸けた挑戦権を目指したが、先月30日の第32期竜王戦1組3位決定戦でも敗れていた木村九段へのリベンジはならず。大一番を飾れず「つまらない勝負にしてしまいました。終盤、難しくなったと思いましたが、正しい手が見えなかったです」と淡々と語っていた。

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