ボートレーサーになるなら今が狙い目 養成所の受験者減少も平均年収は約1600万円

「G児島キングカップ開設67周年記念競走」12レース、1周目2マークをターンする1号艇・吉田拡郎(手前)と2号艇・茅原悠紀(左、カメラ・馬場 秀則)
「G児島キングカップ開設67周年記念競走」12レース、1周目2マークをターンする1号艇・吉田拡郎(手前)と2号艇・茅原悠紀(左、カメラ・馬場 秀則)

 ボートレーサー養成所の受験者数が激減していることをご存じだろうか。2009年11月に行われた108期の1次試験は1706人が受験したが、今年5月に行われた127期は795人しか受験しなかった。合格者数は毎回、50人前後。依然、狭き門であるにせよ、競争率はかなり下がっているのが現状だ。

 受け入れ側も手をこまねいているわけではない。17年4月に入所した122期からは養成訓練にかかる費用の無償化が実施された。それまでは月10万円、卒業するまでに120万円が必要だった。自己負担がなくなっても受験者数の減少に歯止めがかからない。

 他の公営競技はどうか。競輪は16~18年までの受験者数は男女(男性340~370人、女性39~50人)とも横ばい傾向。一方、JRA(日本中央競馬会)騎手過程の今年の受験者数は115人。約20年前の1997年は761人が受験したことと比較すると、ボートレースと同様、門戸は広がっているが、JRA競馬学校の養成期間は3年。この点、1年でプロになれるボートレーサーの方に魅力を感じる若者は少なくないのではないか。

 舟券の売り上げは絶好調。18年度は年間1兆3727億円。毎年、前年比10%以上の売り上げ増が続いている。19年度は1兆5000億円を突破する可能性が高い。これに伴い、4月からはレース賞金も増額された。16年時点でのボートレーサーの平均年収は約1600万円だが、さらにアップすることは確実だ。

 女性ボートレーサーもいまや大人気。女性レーサーだけで構成される開催が増加しているため、女性は出場機会にも恵まれている。今年5月の女性の受験者数は130人。毎回10人前後が合格するので、競争倍率は約13倍だ。興味があれば受けてみる価値はあるだろう。新卒でなくても、30歳未満で一定の条件を満たせば受験できる。

 現在は応募用紙をボートレース競走会の各支部などで入手しなければならないが、いずれ一般企業の入社試験と同じように、ネットで簡単にエントリーできる時代がくるはず。今年11月の1次試験からは事前に健康診断を受ける必要もなくなる。ボートレーサーになるなら今が狙い目だ。(大阪本社ボートレース担当・藤原 邦充)

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