星稜・奥川が「完全復活」宣言 MAX150キロで完投し4連覇達成=春季北信越大会

笑顔で優勝トロフィーを受け取る星稜のエース・奥川
笑顔で優勝トロフィーを受け取る星稜のエース・奥川

◆春季北信越高校野球大会 ▽決勝 星稜3―1敦賀気比(4日、富山市民球場)

 星稜(石川1位)が、敦賀気比(福井2位)を3―1で下し、春季北信越4連覇、春秋通算では3季連続優勝を果たした。今秋ドラフト1位候補の奥川恭伸(3年)が先発して9回7安打11奪三振1失点に抑えて完投。春季石川大会は肩の張りのため登板を回避したが、夏の石川大会前最後の公式戦でセンバツ1回戦・履正社(大阪)戦(3〇0)以来の完投勝利を飾り、「完全に復活できたと思います」と笑顔がはじけた。

 「倍返し」の150キロだった。4回裏2死二塁から、敦賀気比の4番・木下元秀左翼手(3年)の第2打席で左中間に適時三塁打を浴びて先制点を与えた。6回裏の第3打席では「フォークの失投を打たれてしまい悔しかったので、倍で返してやろうという気持ちで投げた」とすべて直球勝負で3球三振。「ギアを入れた」という8回裏の第4打席では、初球にこの日最速となる150キロをマーク。6球目にも再び150キロ、7球目に127キロのスライダーで空振り三振に仕留め、「注目されているバッターなので絶対に抑えてやろうと思っていた」と打ち明けた。

 8回1死からは5者連続三振で締めくくり、計11奪三振。「9回は一番力を入れて投げていた。9回を投げ切ることができて、夏に向けていい収穫になった」と振り返ったが、「まだまだできると思っているので、60点ぐらい」と自己採点した。

 星稜は0―1とリードされた7回表、8番・奥川の左前打などで無死満塁とすると、2番・有松和輝左翼手(3年)が左越えに走者一掃の二塁打を放ち逆転した。4打数4安打3打点と大活躍の有松は「2番としてクリーンアップにつなげることを考えてやっているが、(決勝打は)満塁だったので思い切って振ることができた」と喜んだ。

 奥川ら現3年生は、星稜入学後の春秋北信越全5大会のうち優勝4度(2017年秋は準優勝)となった。学校から指導禁止処分を受けている林和成監督(43)に代わって今大会の指揮を執った山下智将部長(37)は「その日その日で違った選手が活躍した。この大会でチーム力は上がったかなと思う」。主将の山瀬慎之助捕手(3年)は「この大会は勝つことだけではなく、夏に生かすことが目標。夏の日本一へ、ここからが勝負です」と力強く話した。

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