大船渡・佐々木朗希に日本ハム・吉村GM「間違いなく1位で指名します」

佐久長聖との練習試合に先発し、毎回の13三振を奪った大船渡・佐々木(カメラ・中島 傑
佐久長聖との練習試合に先発し、毎回の13三振を奪った大船渡・佐々木(カメラ・中島 傑

 日本ハムの吉村浩GM(54)は2日、今秋ドラフトの目玉でMAX163キロを誇る大船渡・佐々木朗希投手(3年)の1位指名を明言した。“令和の怪物”佐々木はこの日、岩手県内で行われた佐久長聖(長野)との練習試合に先発。フィリーズのスピードガンで最速153キロをマークするなど9回149球を投げ、9安打4失点(自責3)、毎回の13奪三振と力投を見せ、視察した日米10球団18人のスカウト陣をうならせた。

 迷いなくきっぱりと言い切った。練習試合を視察後、報道陣に囲まれた日本ハム・吉村GMは「間違いなく1位で指名します。他の候補へのリスペクトはあるけど、圧倒的。あまりに能力が違いすぎる。来週のスカウト会議ではっきり決めます」と明言。12年ドラフトで1位指名した米大リーグ・エンゼルスの大谷との比較を求められると「投手としてだけなら佐々木君かもしれない。それぐらい評価している」と話した。

 夏へ向け、状態も上がってきた。まだ力を抜いて投げている中で、4月20日の仙台育英との練習試合以降はなかった150キロを超える直球を連発。2回には浮いたスライダーをとらえられ4安打で3点を失ったが、MAX153キロの直球にチェンジアップ、フォークも織り交ぜ、毎回の13奪三振。夏までにまた160キロを投げる可能性について、大船渡・国保陽平監督(32)は「球数や状態は徐々に上げてきた。それが抑えるために効果的なら、(160キロも)出ると思います」と自信をのぞかせた。

 日本ハムだけではなく、幹部クラスの評価も上々だ。初視察の西武・渡辺GMは「スケールが大きい。速いだけじゃなく変化球も使いこなしている。投手としてのポテンシャルの高さを感じるし、現時点で直すところがない」と絶賛。ロッテ・永野チーフスカウトも「完成度が高い。力加減していてもフォームがブレない。コントロールも変化球の軌道もいい」と評価した。

 全国高校野球選手権岩手県大会は26日に抽選が行われ、7月11日に開幕する。「夏は甲子園に行きたい」と強い思いで臨む、怪物にとっての最後の夏。過熱する周囲に惑わされることなく、最大目標にしっかりと照準を合わせていく。(山口 泰史)

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