挫折も失敗も乗り越え再ブレイク…沢尻エリカが今一番大切にしていること

「白い巨塔」のトークショーイベントに登場した沢尻エリカ
「白い巨塔」のトークショーイベントに登場した沢尻エリカ

 テレビ朝日開局60周年記念で5月22~26日に放送された5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」が、最終話の平均視聴率15・2%と好反響で放送を終えた。主人公・財前五郎を演じたV6の岡田准一をはじめ、豪華キャストが出演。中でも目を引いたのが、財前の愛人・花森ケイ子を演じた沢尻エリカだ。

 「愛の流刑地」(07年)などを手がけた鶴橋康夫監督の演出のもと、第1話から見事に「愛人」として財前、そして作品を支えた。本人は「『初めまして』でいきなり“ブチュー”からのシーンから(岡田が)リードしてくれて助かった」と振り返ったが、岡田は「すべて受け止めてくれた」と感謝した。

 沢尻は06年に映画「パッチギ!」で日本アカデミー賞新人俳優賞、13年には「ヘルタースケルター」で優秀主演女優賞を受賞。もともと演技力には定評があった。ただ、07年に出演した映画の舞台あいさつの際に自身の言動でトラブルを起こしてから、プライベートでの結婚、離婚時の騒動も重なり、表舞台から遠ざかった時期もあった。今作放送前に出演したテレ朝系「徹子の部屋」では「人として感情的に欠落している部分があった」と当時を振り返った。

 そんな沢尻が、いま再び輝きを放っている。15年に3年ぶりの映画「新宿スワン」で風俗嬢を演じ、17年には日テレ系「母になる」で母親役と幅広い役柄をこなし、昨年は主演含む映画4本が公開されるなど今や数々の作品から引っ張りだこの人気女優の地位を取り戻した。今年は映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(9月13日公開、蜷川実花監督)、来年には「麒麟がくる」で初のNHK大河ドラマを控える。

 大河の発表会見では「12歳で芸能界に入って、ガムシャラに生きてきた。たくさん失敗したし、挫折もして、ここまで来ることができた。沢尻エリカの集大成だと思っています」と涙ながらに語った。そんな沢尻が今、一番大切にしていることは「とにかく絶景を見ること。譲れない。いつも自然を見て感動して泣いてしまう」という。苦しみを味わったからこそ、大自然に触れて感じることも多いのだろう。

 33歳となった今、目標は「お芝居の頂点を目指すこと」とキッパリ言い切る。今でも周囲を見渡して、沢尻と肩を並べる同世代の女優を探すのは難しい。涙を流して気持ちをリフレッシュして新たな仕事へと向かう沢尻。これからも年を重ねるほどに輝きを増していきそうだ。(記者コラム)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

芸能

宝塚歌劇特集

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請