宝塚雪組「壬生義士伝」開幕 貧乏侍役の望海風斗「静かなる強さを見せなきゃ」

初日を迎えた「壬生義士伝」の一場面。鳥羽伏見の戦いに身を投じようとする吉村貫一郎(望海風斗、左)。右は斎藤一(朝美絢)
初日を迎えた「壬生義士伝」の一場面。鳥羽伏見の戦いに身を投じようとする吉村貫一郎(望海風斗、左)。右は斎藤一(朝美絢)

 宝塚歌劇雪組公演「壬生義士伝」「Music Revolution!」が31日、兵庫・宝塚大劇場で初日の幕を開けた。

 「壬生―」はドラマ、映画にもなった浅田次郎氏(67)の同名小説が原作で、和物に定評がある雪組で舞台化。貧しさに耐える妻子のために南部藩を脱藩し、新選組に入り、仕送りのために人を斬る吉村貫一郎をトップスター・望海風斗(のぞみ・ふうと)が情感たっぷりに演じ、ファンの涙を誘った。

 昨春の全国ツアー「誠の群像」では鬼の副長・土方歳三を演じた望海だが、今回は「守銭奴」と呼ばれながらも、家族のために生き抜こうとする、心優しき貧乏侍の役。「武士の時代の話ですが、一番近くにいる人を大切に思う事が人としてあるべき姿。今の時代にも通じるものがある。それを吉村貫一郎という人は貫いているのでは」と望海。

 一方で、三番隊組長・斎藤一(朝美絢)が恐れおののくほど剣の腕の持ち主で、殺陣のシーンも随所に。「土方さん(彩凪翔)、沖田(総司)さん(永久輝せあ)、斎藤さんのような剣豪がいる中で、静かなる強さを見せなきゃいけない」と、鬼の部分も意識して臨んだ。浅田氏も大劇場に駆けつけ、舞台を見守った。

 一方の「Music―」はシックで正統派のショー。「威風堂々」「カノン」などクラシック曲でも華やかに歌い踊った。

 7月8日まで。東京宝塚劇場では7月26日~9月1日。

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