広島が球団新記録の月間19勝…ヤクルトは止まらない14連敗 13-0の明暗

試合前の円陣で気合いを入れるヤクルトナイン(カメラ・佐々木 清勝)
試合前の円陣で気合いを入れるヤクルトナイン(カメラ・佐々木 清勝)
1回2死、バティスタが、右越えに先制のソロ本塁打を放ちナインに迎えられる   (カメラ・佐々木 清勝)
1回2死、バティスタが、右越えに先制のソロ本塁打を放ちナインに迎えられる   (カメラ・佐々木 清勝)

◆ヤクルト0―13広島(30日・神宮)

 首位・広島がヤクルトを下し3連勝。この日の勝利で今月19勝目(4敗)となり、1994年8月の月間18勝を抜いて月間勝利数の球団新記録を更新した。

 広島は初回に3番・バティスタがヤクルト先発・小川から右翼ポール際へ13号ソロで先制。6番・磯村の左中間への2点二塁打で3点を奪うと、6回までに10得点のワンサイドゲームに。7回に1点、さらに9回にバティスタがこの日2本目となる14号2ランを決め13点の爆勝。

 プロ初先発の山口は3回に四球で出塁を許したものの6回まで無安打に抑えた。7回2死から村上に左前安打を許し、大記録は逃したが、見事な完封で歴史的初勝利を飾った。

 一方のヤクルトは14連敗となり、球団ワーストの16連敗(1970年)まであと2となった。14連敗は1950、2017年のワースト2位記録に並んだ。

 始球式では、ヤクルトファンのタレント、磯野貴理子(55)が初の大役を務め、13連敗中のヤクルトベンチに丁寧なお辞儀でエールを送った。ヤクルトナインは円陣を組んで、連敗ストップに気合いを入れたが、かなわなかった。

 ◆1994年の広島 三村敏之監督の就任1年目。7月まではBクラスに低迷していたが、8月に18勝8敗と大躍進し、巨人、中日との優勝争いに持ち込んだ。最終的には66勝64敗で、1位・巨人に4ゲーム差の3位。チーム打率2割7分6厘はリーグトップだったが、防御率4.18は同ワーストだった。野村謙二郎が3度目の盗塁王(37盗塁)、最多安打(169安打)。野村のほか、西山秀二、江藤智、前田智徳、金本知憲がベストナイン。

試合詳細
試合前の円陣で気合いを入れるヤクルトナイン(カメラ・佐々木 清勝)
1回2死、バティスタが、右越えに先制のソロ本塁打を放ちナインに迎えられる   (カメラ・佐々木 清勝)
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