北澤豪さん、ショック…川崎殺傷事件で死亡・小山さん、ミャンマー・サッカー界発展に尽力

北澤豪さん
北澤豪さん

 28日に川崎市多摩区登戸(のぼりと)でスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら19人が殺傷された事件で、亡くなった外務省職員の小山智史(おやま・さとし)さん(39)を悼む声が29日、相次いだ。ミャンマーのスペシャリストだった小山さんは同国のサッカー界にも貢献しており、日本サッカー界からも悲しみの声が広がった。

 サッカー元日本代表MFで本紙評論家の北澤豪さん(50)は、登戸で発生した殺傷事件の被害者の一人が小山さんと知った時、目の前が真っ暗になるほどの大きなショックを受けたという。

 小山さんとの出会いは2012年6月。外務省による「ミャンマー文化・スポーツ交流ミッション」で同行した時だった。ファッションデザイナーのコシノジュンコさん(79)、柔道の山下泰裕さん(61)らと共にミャンマーで濃い日々を過ごした。日本からの参加者それぞれが専門分野でミャンマーの人々と交流。その間で、得意の語学を生かし、奮闘していたのが「ミャンマーのスペシャリスト」と呼ばれていた小山さんだった。北澤さんはミャンマーサッカー連盟会長と会談し、ボール寄贈などを行った。

 「小山さんは多くのイベントで通訳や案内を行い、大活躍していた。その姿は7年たった今でもはっきりと覚えています。ミャンマーへの愛を感じました。ミャンマーサッカー界でも小山さんを信頼している人が多く、ミャンマーサッカー界の発展にも尽力されたと思います。ご冥福をお祈りします」。北澤さんは静かに話し、故人をしのんだ。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(61)も同日、都内で取材に応じ、小山さんを悼んだ。当初ミャンマー行きは北澤さんでなく、当時協会副会長だった田嶋氏の予定だったが、所用で変更していた。田嶋会長は「小山さんにお世話になったことは報告を受けています。怒りを通り越した感情。ご冥福をお祈りします」と悲痛な表情で語った。

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