◆ヤクルト3―5広島(29日・神宮球場)
広島・鈴木誠也外野手(24)が4番としての存在感を放ち、球団タイ記録となる月間18勝の立役者となった。
初回2死一塁。ヤクルト・高橋の初球の150キロをバックスクリーンに放り込んだ。15号2ランに「先取点につながる本塁打になって良かったです」と手応えを口にした。
1点ビハインドで迎えた5回2死一、三塁では内角球にバットを折られながらも、左翼線への同点二塁打。「チャンスでつないでくれたので、走者をかえせて良かったです」。続く西川の遊撃内野安打では、一塁・村上が倒れ込みながら送球を捕球する間に、一気に生還。ホームベース上で右拳を握り、ど派手なガッツポーズを見せた。
チームは1994年8月以来となる25年ぶりの月間18勝で球団記録に並んだ。両リーグ最速で30勝に到達し、貯金も今季最多の11に伸ばした。