【巨人】原監督、1番「固める」今季セパ最多の9人起用「そういう時期は終わり」

巨人・原辰徳監督
巨人・原辰徳監督
先発1番打者の起用人数と最多打者
先発1番打者の起用人数と最多打者
巨人の1番打者候補
巨人の1番打者候補

 巨人・原辰徳監督(60)が27日、打線を固めたい希望を明かし、1番打者を任せうる選手の台頭を求めた。開幕からすでに39通りのオーダーを組んで、実戦を通じた選手個々の特徴を把握してきたが「そろそろ(打線を)固める必要がある」と勝負所の夏場に向けて、軸を選定していく。指揮官が「大事なフロントページ」と表現し、重要視するトップバッター。サバイバルの末に誰がその座をつかむか。

 個々の能力は十分に把握できた。原監督がチームの構築を1段階進める考えを示唆した。

 「開幕から打線をいろいろ変えて、ベストを模索している。しかし、そういう時期は終わりかな、そろそろ固める必要があるかなというのが現状の心境だね」

 今季ここまでの46試合で、指揮官が組んだオーダーは実に39通り。交流戦まで残り6試合となった今、相手先発の左右にかかわらず、スタメンを固定していく作業に移っていく。

 指揮官が現在、最も頭を悩ませているのが「大事なフロントページ」と表現するトップバッターだ。開幕から1番を務めた吉川尚が腰痛で4月14日に登録抹消。その後、坂本勇を16試合起用したが、今季の“定位置”と言える2番に戻して以降の1番は山本、増田大、重信、田中俊、石川を送るなど模索し続けた。26日の広島戦(東京D)では、今季初めて斬り込み役に亀井を指名。得点力の高い「サカ・マル・オカ」へつなぐ1番打者の確立を急いでいる。

 「山本も悪くはない。けれども、やっぱり『ジャイアンツの1番』は責任は重い。俊太も物足りないところはある。1番打者というのは、なめられちゃいかんのよ。相手チーム、相手ベンチにも。その部分からいくと、それはまだまだですよ」

 決して山本、田中俊の能力を認めていないわけではない。むしろ両者が持つ粘り強さや進塁打の意識は高く評価している。

 「彼らが7番、8番とかいたならば、これは嫌な選手だと思う。そこはとてもできる人だと。しかし、まだ1番として手放しで(褒める)という状況ではない」

 現状、候補は亀井、山本、田中俊、重信だろう。指揮官の求める1番像は、出塁率の高さに加え「プロである以上、一発も欲しい」とパンチ力の兼備も理想とする。その点では最も近いのは亀井か。実績は段違いで、26日も2安打&1四球と仕事ぶりはさすが。ただ、その一方で、コンディションには注意を払う必要はある。打球の強さならば指揮官は重信にも成長を認め、もちろん山本、田中俊の成長だって期待している。このサバイバルが、今季の巨人を左右する。

 28日から敵地に乗り込んで、3位・阪神との3連戦を迎える。甲子園での伝統の一戦は昨年7月16日から1分けを挟んで9連勝中だが、先週の猛虎は5勝1敗と勢いがある。「恥ずかしくない試合をしたい。しっかり勝てるように」。どこが相手であっても、原監督は挑戦者としての姿勢を崩さない。敬意を払いつつ、それでも勝負は譲らない。(西村 茂展)

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