日本野球機構(NPB)と12球団が、今秋のドラフトから2位以下の指名方式を変更することが27日、分かった。2位以降について、昨年までは交流戦で勝ち越したリーグの最下位チームから各リーグ交互に指名していたが、今年のドラフトはセの最下位から、来年はパの最下位から―と1年おきになる。
ウェーバー方式を採用しているドラフト2位以降の指名方式は、15年から4年間は交流戦で勝ち越したリーグに指名優先権が与えられてきた。交流戦では昨季まで9年連続でパが勝ち越し。戦力均衡を目的に最下位球団から指名するシステムを採用している一方で、勝ち越しリーグに指名優先権を与える現行制度を疑問視する声もあったようだ。
今年は別表のとおり、2位指名がセ6位→パ6位→セ5位→…の順となり、3位は上位から折り返す形でパ1位→セ1位→パ2位→…となる。その後は1年おきとなり、20年はパ6位からスタートする。
14年以前はオールスターの勝敗結果で指名優先権を決めていた。1位指名は従来通り、入札方式で行われ、指名重複時はくじ引きによって交渉権獲得球団を決める。