【道6大学】東農大北海道サヨナラ優勝 松本副将が決めた右前決勝打

延長12回、サヨナラで優勝を決めて喜びを爆発させる東農大北海道ナイン
延長12回、サヨナラで優勝を決めて喜びを爆発させる東農大北海道ナイン

◆道6大学野球春季リーグ ▽優勝決定戦 東農大北海道3x―2旭川大=延長12回=(27日、とましんスタジアム)

 道6大学野球春季リーグの優勝決定プレーオフが27日、とましんスタジアムで行われ、東農大北海道が延長12回の末3―2で旭川大にサヨナラ勝ち。2017年春以来4季ぶり29度目の優勝で全日本大学野球選手権(6月10日開幕・神宮ほか)出場を決めた。松本大吾一塁手(4年)=群馬・桐生第一出=が右前決勝打を放ち、三垣勝己監督(38)は就任3季目での初優勝となった。旭川大は、昨秋に白血病のため21歳で亡くなったチームメート・知念琢朗さんの墓前にささげる優勝を目指したが、一歩及ばなかった。

 もつれた試合の勝負を決めたのは、頼れる副将だった。2―2の延長12回1死一、三塁で東農大北海道の4番・松本。「今日は自分の日だと思った」。低めの変化球を振り抜き、サヨナラ右前適時打。一塁に到達するや、仲間たちにもみくちゃにされた。

 自他共に認める練習の虫を勝利の女神は見捨てなかった。ベンチで見守った田辺直輝主将(4年)=長野・佐久長聖出=と共にチームを背中で引っ張る精神的支柱。前日の函館大戦後は「バットを振らないと寝れる気がしなかった」と宿泊先のロビーで素振り。三垣監督に頼み込みスイングを見てもらい、ようやく眠りについた。就任3季目の恩師に初優勝を贈り、「この日のためにバットを振ってきた。監督を男にできてうれしい」と胸を張った。

 旭川大に開幕2連敗したが、破竹の8連勝でプレーオフに持ち込んだ。この日は2―0から8、9回に追いつかれ、意地がぶつかり合った今リーグを象徴する激闘。PL学園高時代、98年夏の甲子園・準々決勝で松坂大輔(現中日)率いる横浜高と延長17回を戦った三垣監督は「代打で出ようかと思ったくらい(笑い)。最後は松本を信じた。監督冥利に尽きる」。目が真っ赤の監督は、ナインの手で何度も宙を舞った。

 この勢いで、いざ全日本大学野球選手権へ。開幕する6月10日は監督の誕生日だ。田辺主将が「ここからがスタート」。松本も「次は全国1勝を贈りたい」。東農大北海道ナインが2年ぶりの全国の舞台でも躍進する。(川上 大志)

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