【ロッテ】ピンチのマウンドで何を話す? 選手、コーチに聞いてみた

4月5日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でマウンドに集まるロッテ投手陣と吉井投手コーチ(背番号71)
4月5日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でマウンドに集まるロッテ投手陣と吉井投手コーチ(背番号71)

 プロ野球の世界では投手がピンチを迎えれば野手が集まり、時には投手コーチがマウンドへ行く光景が1試合に数度ある。高校野球では、甲子園で、監督の助言を受けた伝令の選手がマウンドへ足早に駆けて行き、投手を中心に輪を作るシーンが見られる。野球少年少女たちが「何を話しているのかな?」と気になりそうな場面だ。

 マリーンズの選手とコーチにピンチの場面ではどんな言葉が飛び交っているのか聞いてみた。

 まずは記者の独断と偏見で“声掛け率チームNO1”とした鈴木大地内野手(29)。今季は内野の全ポジションをこなすリーダーは「僕は投手によってマウンドに行くかどうかを決めてますね。来てほしくない投手もいると思うので。ポジショニングとか、守備についてのことを話すことが多いです。こういう打球が来たら、こう処理するとかの確認です」と説明。次のプレーを予測し、瞬時の判断に対応できるように準備するという。

 ただ、先輩が投げている時は気を使うことも多いようで、涌井秀章投手(32)がピンチの時は「とりあえず何もないですけど“間”を取りに来ましたって言いますね。ただ、ワクさん(涌井)は『何もないのに来んな!』って返してきますけどね」と笑って、エースとのやり取りを明かしてくれた。

 では、投手の気持ちとしてはどうだろう。今季は「8回の男」としてここまで9ホールドを挙げている唐川侑己投手(29)は「客観的に見て(マウンドに集まる時間が)必要だと思うから来てると思うけど、僕は来てほしくないかな」と本音を吐露。次の打者に「集中したい」という理由が大きいようだが、「『いいボールがいってますよ』とか言われるのは嫌じゃないですよ」と周囲の配慮には感謝している様子だった。

 とある日本人巨漢内野手にも質問すると、投手交代の最中(投手不在の時)に野手の間で飛び交っている話の内容を明かしてくれた。「今日は打ち合いになるぞ~! とか、試合が長くなりそうだな。俺らが打つしかね~な~! とかですね。去年もあったんで、今年もこういう話は絶対にあると思いますよ! 僕らの口元に注目しておいてください」と笑って教えてくれた。

 首脳陣としての意見も気になるところだ。今季から加入した吉井理人投手コーチ(54)はマウンドに行くタイミングについて「投手が『自分で何とかしなくちゃ』と思ってる時は我を忘れている。大体、2回くらい『やばい』と思っている時にはマウンドに行きますね。先頭に四球を出して、その後にエラーが続いたらパニックになっていると思うので。投手にもよりますけどね。冷静になるためのきっかけ作りです」と明かしてくれた。

 加えて、選手に応じて励ましの言葉も「変えている」という。25日のソフトバンク戦(ZOZO)でプロ初勝利を挙げた東條大樹投手(27)には「ここは“湘南魂”を見せるところやぞ!」と神奈川・藤沢生まれの右腕に対してシャレのきいたゲキを飛ばす場面もあったという。

 色々と書いてきたが、ピンチのマウンドで飛び交う言葉は立ち場や場面によって様々。自分が球場やテレビの前で観戦する際には「こんなこと話してるのかな~? どうせ、こんなことだろうな」などと予想して見てみるのも、おもしろいかもしれない。

 他球団のチームも気になるところだが、それはまたの機会があれば。(記者コラム・長井 毅)

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