ジャニーズJr.のSnow Man、Travis Japan、なにわ男子が26日、さいたまスーパーアリーナで合同のコンサートを開催し、8月8日にジャニーズJr.の単独東京ドーム公演を行うことを発表した。同所でのJr.の単独公演は2000年以来19年ぶり。同公演のプロデュースを担う、ジャニーズアイランドの滝沢秀明社長(37)はこの日、スポーツ報知などの取材に応じ、「僕たちが見た景色を見てほしい」と力を込めた。
ジャニーズJr.の黄金期を牽引(けんいん)した滝沢氏にとって単独の東京ドーム公演は格別なものだった。滝沢氏は1999、00年の公演に出演。当時は嵐がデビューしたばかりで「自分たちがデビューしたいのにという気持ちはもちろんありましたが、同じ黄金期を過ごした仲間をどうやったらいい見送れるかみんなで話し合うなど不思議な感覚でしたね」と切磋琢磨(せっさたくま)し合った過去を遠い目で振り返り、「見える景色が変わった。Jr.のあり方が変わった瞬間」とした。
今年1月にジャニーズJr.を取りまとめる同社の社長に就任し、真っ先に東京ドーム公演を目標に掲げたという。「自分自身覚悟を持って、ここに持っていこうと半年間走ってきた」。この半年はジャニーズJr.の露出を増やすことを徹底。この日の合同コンサートでは全32曲を披露。3公演で6万3000人を動員する大成功を収めた。滝沢氏は「数か月彼らを見てきて、今のJr.には東京ドームに立てるパワーがある。絶対にいけるなと思った」と、先頭に立って実現へこぎ着けた。
東京ドームの単独公演では300人のオールJr.が出演する。Snow Man・岩本照(26)は「今のジャニーズJr.は一度も経験したことがない。うれしさが大きいのと同時に、次をまた20年ぶりとかにさせないように、結果を残したい」と気合十分だ。
滝沢氏は公演について「Jr.のお披露目の時間にしたい。俳優業をしているJr.もいるので、スケジュールの合う人は全員出ます。今の時代のジャニーズJr.を見せたい」とし、「僕たちが見た景色を見てほしい。ここがゴールではなく、ここから始まるという1日にしたい」。令和元年の夏にジャニーズJr.が大きな転換期を迎える。