17年ぶり智弁対決は“兄”学園が3発逆転勝ち…開門前から長蛇の列、ユニの微妙な違い知ってる?

6回無死満塁、智弁学園・吉村(右)が右中間に同点となる満塁弾を放つ
6回無死満塁、智弁学園・吉村(右)が右中間に同点となる満塁弾を放つ

◆春季高校野球 近畿大会 ▽1回戦 智弁学園9―7智弁和歌山(25日・佐藤薬品スタジアム)

 春季近畿大会が開幕した。公式戦3度目の対決となった智弁学園(奈良1位)と今春センバツ8強の智弁和歌山の兄弟校対決は、智弁学園が3本塁打で5点差を逆転。初勝利を挙げた。

 3度目の正直だ。2―6の6回無死満塁、智弁学園の4番・吉村誠人一塁手(3年)が右中間に満塁本塁打を放った。「あそこで打たないと勝てないと思った」。この一発で同点に追いつくと、7回に主将・坂下翔馬遊撃手(3年)の適時二塁打などで3点を勝ち越した。

 昨秋の練習試合では2―25で大敗。小坂将商(まさあき)監督(41)は「悔しさもあり、怖さもあった」と試合前の心境を吐露した。17年ぶりの智弁対決で“兄”の威厳を示し「だいぶ意識した。智弁和歌山とやれることをうれしく思いますし、倒したいという気持ちは、ずっと持ち続けていた」と“弟”のお株を奪う逆転劇を演じた。

 超レアな対決に、開門前から長蛇の列でスタンドは超満員。外野席も開放された。一見すれば紅白戦のようだったが、ユニホームのメーカーは、奈良がアシックスで和歌山がSSK。左袖のマークなどが微妙に異なっている。

 吉村が「智弁と言えば和歌山と言われる」と嘆くように、“兄”には甲子園優勝回数が2度多い“弟”への反骨心がある。坂下は、智弁和歌山の黒川史陽主将(3年)と「最後は甲子園で対戦したい」と、再戦を誓い合った。(伊井 亮一)

 ◆過去の智弁対決 95年の秋季近畿大会準々決勝で初対戦。当時1年生の中谷監督と高塚信幸(元近鉄)のバッテリーで、智弁和歌山が5―0で快勝した。甲子園で初めて対決した02年夏の3回戦は7―3で再び和歌山に軍配。01年3月まで和歌山の部長を務めていた林監督が奈良を率い、奈良の前監督だった上村部長は、林監督と交代で和歌山に移っていた。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請