【清水】4発劇的勝利で最下位脱出…昨季24発ドウグラス&北川が絆のV弾

並んでゴールパフォーマンスするドウグラスと北川(右)
並んでゴールパフォーマンスするドウグラスと北川(右)

◆明治安田生命J1リーグ第13節 清水4―3仙台(25日・アイスタ)

 清水エスパルスは仙台を4―3で下して5試合ぶりの白星を挙げ、最下位から暫定15位に浮上した。前半5分、FWドウグラス(31)の2戦連発弾で同点。同20分にFW北川航也(22)がPKを決めると、同ロスタイムにはDFエウシーニョ(29)の移籍1号で勝ち越し。その後同点を許すも、後半44分、ドウグラスの2発目が決勝点となり、篠田善之監督(47)体制初のホームゲームを制した。

 互いの胸の内は分かっていた。後半44分、こぼれを拾った清水FW北川がふわりと浮かす。DFの前に出たドウグラスが頭で仕留めた。「航也からアイコンタクトがあった。来ると思った」。ガッチリ抱き合った2人は、ピースサインを目にかざす助っ人オリジナルのパフォーマンスを並んで披露した。

 昨季相手DF陣をきりきり舞いさせ、合計24発をぶち込んだコンビが、完全復活を印象付ける今季初アベック弾だ。前半5分、ドウグラスは「完璧に近いボールが来た」とMF金子の右クロスを高打点のヘッド。同20分には北川が日本代表で同僚だったGKシュミット・ダニエルの意表を突くPK。5試合ぶり今季5号のエースは「(相手は)自分のクセを知ってるけど、入って良かった」と胸を張った。

 助っ人が不整脈で出遅れても、絆は揺るがなかった。開幕・広島戦で得点した北川は、ドウグラスのゴールパフォーマンスをまね「ドグにささげたい。早く一緒にサッカーしたい」と伝えた。相棒からのエールは素直に心にしみた。ドウグラスはすぐに感謝の思いを込めたメールを送ったという。「航也のアシストで決めたことが何よりうれしい」と9歳下のバディーをたたえた。

 今季8度目の複数失点と課題は残ったが、今季最多4得点で最下位は脱した。就任後リーグ初勝利の篠田監督は先制されても追い付かれても諦めなかった姿勢は評価しつつ「まだ積み上げないと」と合格点は付けなかった。次は6月1日に松本戦。北川は「一喜一憂せず上を目指す」と誓った。“Wエース”が、チームをさらなる高みに導いていく。(武藤 瑞基)

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