その差0秒01 東海大ルーキーの飯沢千翔が先輩の館沢亨次に競り勝つ

男子1500メートルで東海大・飯沢(左)は館沢に競り勝って優勝した(
男子1500メートルで東海大・飯沢(左)は館沢に競り勝って優勝した(

◆陸上関東学生対校選手権第2日(24日、神奈川・相模原ギオンスタジアム)

 男子1部1500メートル決勝が行われ、今年の箱根駅伝で念願の初優勝を果たした東海大の大物ルーキー飯沢千翔が3分56秒80で、17、18年日本選手権優勝の館沢亨次主将(4年)に0秒01差で競り勝ち、金星を手にした。

 400メートルの通過が1分12秒、800メートルの通過が2分22秒と超スローペースとなり、事実上「700メートル走」となった展開。順大の野口雄大(3年)が一時は後続を約20メートル離したが、残り200メートルから飯沢と館沢が競り合いながら猛追した。飯沢が左腕を、館沢が右腕を突き出しながら、ほぼ同時にゴールに飛び込んだ。

 結果は、ルーキーの飯沢が3分56秒80で1位、大会3連覇を狙った館沢が3分56秒81で2位。その差、わずか0秒01だった。

 ゴールは胸の位置で決まる。「腕を出した方が胸が前に出るんですよ。館沢さんに前に行かれてヤバイと思ったけど、最後に意地を見せられました」と飯沢は笑顔を見せた。今後に向けては「出雲駅伝は狙います。全日本大学駅伝は狙いたい。2年生になったら、箱根駅伝の20キロも走れるようになりたいですね」と話した。

 17、18年に日本選手権を連覇した第一人者の館沢は、0秒01差の惜敗について「完敗です」と潔くレースを振り返った。ただ、このまま、引き下がるつもりはない。来月には3連覇がかかる日本選手権が控える。「もう一度、勝って、世界に挑戦したい」と前向きに話した。

 「1500メートルは東海大のお家芸」と館沢が話す通り、1、2フィニッシュ。持ち味のスピードを生かして箱根駅伝を制した東海大は、そのスピードにさらに磨きをかけている。

 「関東インカレ」と呼ばれる今大会の男子種目は16校の1部、それ以外の2部、大学院生による3部に分けて行われる(1部の15、16位と2部の1、2位が翌年、入れ替わる)。1部と2部は短距離、フィールドを含めた総合力で決まるため、青学大や駒大など長距離・駅伝をメインに強化しているチームは2部に属する。今年の箱根出場22校は1部が13校、2部が9校。

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