歳費年4000万…問題議員はだから居座る?

 統一地方選が終わり、7月には参院選選挙が行われる。永田町では衆参ダブル選挙の可能性もささやかれている。

 「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」。自民党の大物議員・大野伴睦さんの発言として知られる。「北方領土の「戦争奪還」発言で日本維新の会を除名された丸山穂高議員は今後、どうなるのだろうか。

 維新以外のほかの野党に入党しようとしてもまず受け入れられない。懐の深い? 自民党の二階派でさえ、難しいだろう。解散・総選挙となれば、維新は当然、丸山氏の地盤とする大阪19区に対立候補を立てるだろう。無所属のまま、多額の選挙費用を負担してでも当選できるか、と言えば難しい。待っているのは「ただの人」への道である。

 丸山氏は仮に辞職勧告などを受けたとしても議員を続ける意向を示している。任期中は月100万円の文書通信交通滞在費などを含め、年4000万円以上の歳費が支払われることを思えば、有権者は複雑だ。そういえば、維新は文通費の使途を積極的に公開することで知られるが、除名となったのでその方針も無効なのだろうか。丸山氏の事務所は騒動以降、抗議電話が党本部などに殺到しているという。除名しただけでは騒動は収まりそうにない。

 「投票率が低い」と言われている。実際、統一選でも首長の無投票再選や50パーセントを切る自治体もあった。よりマシな政党を選ぶしかないのも事実だ。ただ、多額の選挙費用が税金から出ていることを思えば、無関心でいるのはもったいない。

 政策の吟味は大切な要素だが、選挙前になると、どの政党も大盤振る舞いになる傾向がある。ならば、選挙区の政治家の振る舞いに注目してはどうか。苦戦し、追いつめられた時、人はどうするのか。その姿をじっくり観察して投票するのも悪くはないと思う。(記者コラム)

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