【巨人】高橋、プロ最短4回3失点KO「粘りきれなかった」連敗で首位・広島と1・5差

プロ最短の4回3失点で降板した高橋。2敗目を喫して悔しそうな表情でベンチを後にした(カメラ・橋口 真)
プロ最短の4回3失点で降板した高橋。2敗目を喫して悔しそうな表情でベンチを後にした(カメラ・橋口 真)
1回1死一塁、ソト(後方)に13号2ランを打たれた高橋
1回1死一塁、ソト(後方)に13号2ランを打たれた高橋

 巨人は先発・高橋が誤算で2連敗を喫し、東京Dで5連敗となった。前日のDeNA戦(ひたちなか)が雨天中止となり、プロ初のスライド先発に臨んだ左腕は初回、ソトに先制2ランを浴びるなど4回3失点KO。打線も6日の同カード(横浜)で攻略した東から6回途中までゲレーロの6号ソロによる1点しか奪えなかった。9連勝を飾った首位・広島とのゲーム差は1・5に広がった。

 やや詰まらせた打球が、右翼線で弾んだ。高橋は思わず顔をしかめた。4回2死一、二塁。伊藤光に適時打を許し、手痛い3点目を失った。本塁打以外の失点は初だった。「2死から連打で点数を取られている。いつもより球は高かったですし、粘りきれなかった」。試合前まで3勝1敗、防御率1・98と抜群の安定感を誇った姿はなりを潜めた。初回には四球の後、ソトに2ランを被弾するなど、プロ最短となる4回3失点で、2敗目を喫した。

 厳しい条件だったのも事実だ。出身地のひたちなか市で行われる予定だった21日の試合が雨天中止。凱旋登板がかなわず、この日の試合にプロ初めてスライドが急きょ決まった。

 さらに、首脳陣のはからいで、21日はそのまま実家への宿泊を許可された。母・佳子さんの手料理をほお張りこの日の朝、特急で約1時間30分かけての球場入り。実質の“移動ゲーム”となっていた。

 心か、体か。どちらをより充実させるかてんびんにかけた今回、精神面のリフレッシュを選んだのはチームである。しかし、その配慮に、結果で応えてほしかった。原監督は初のスライド登板を経験した左腕に「こういう野球もあるんだ、ということを本人の中でどう感じているか。次の対策をどう練るのか、というところでしょう」と糧にすることを期待した。安定感はもはや新人の域を超えており、大事なカード頭を託せる存在で、この日も離脱した菅野の“代役”。次も中5日で28日の阪神戦(甲子園)に回る可能性があるだけに、いかに切り替えられるかだ。

 打線も6回途中まで投げた東らの前に、3併殺と拙攻を繰り返し、得点はゲレーロのソロ弾のみ。6日の同戦(横浜)では3回までに8得点を奪いKOしていたが、チェンジアップを巧みに振らされた姿に、昨年6戦5敗の天敵がやはり今年も立ちはだかってきそうな感さえある。

 最終回も相手守護神・山崎の前に、丸、岡本が連続見逃し三振に倒れた場面を指揮官は厳しく指摘した。「4点差負けているとはいえ、クリーンアップが見逃し三振、見逃し三振ではね。なかなか打つのは難しいけど、凡打の内容が非常に重要だとは分かっているところ」。首位・広島と1・5差に広がった事実以上に、覇気が見えなかったことが寂しく映った。優勝チームですら年間60ほどある負け試合で「どう負けるか」を重要視する原監督。日々、次につなげる戦いをしなければいけない。(西村 茂展)

プロ最短の4回3失点で降板した高橋。2敗目を喫して悔しそうな表情でベンチを後にした(カメラ・橋口 真)
1回1死一塁、ソト(後方)に13号2ランを打たれた高橋
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