斉藤未月、“湘南魂”でU―20W杯世界一 誤審に勝った「姿勢や情熱」刺激

U―20W杯に向けて気合が入る日本代表の斉藤未月
U―20W杯に向けて気合が入る日本代表の斉藤未月

 【ビドゴシチ(ポーランド)21日=星野浩司】U―20日本代表主将のMF斉藤未月(20)が“湘南魂”で世界に挑む。所属する湘南が17日の浦和戦で誤審に見舞われながら0―2から3―2と逆転勝利したことに「最後まで戦う姿勢や情熱が大事」と刺激を受けた。23日(日本時間24日)に南米王者・エクアドルと対戦する1次リーグ初戦に向け「100%勝つ自信がある」と白星発進を誓った。

 「負ける気がしない。100%勝つ自信がある」。ポーランドの涼風に吹かれながら、斉藤未は迷いなく言い切った。大誤審をはねのけた湘南の逆転勝利はニュースで知った。明らかにゴールを割ったDF杉岡の得点が認められず、0―2で迎えたハーフタイム。チョ貴裁監督(50)から「やるか、やらないか」と試合放棄の可能性さえ迫られた選手は意思を固め、後半の逆転劇につなげた。

 「前半で試合をやめるかと思った。本当に湘南らしい」。試合を捨てず、最後まで勝利にこだわる姿勢に「最後は戦う姿勢や情熱が大事。(今大会で)ああいうシーンが出せれば」。小5から下部組織でプレーして染み込んだ“湘南魂”で世界に挑む。

 エクアドルは2月のU―20南米選手権を初制覇した今大会の優勝候補。A代表でも活躍する187センチのFWレオナルド・カンパーナ(18)=バルセロナSC=は同大会6ゴールで得点王に輝いた。「守備は放棄してゴールだけを狙うストライカー。その前の部分でボールを奪って、保持して攻撃し続けたい」と対策を練っている。

 166センチと小柄なボランチだが「体が小さい方がボールを奪いやすい」を持論に、一瞬のスピードでボールを奪う能力はJ屈指。169センチのフランス代表MFエンゴロ・カンテ(28)=チェルシー=を目標に磨いてきたハードワークで、相手エースを孤立させる。今回のメンバーでJ1でレギュラーを張るのは自身とDF鈴木冬だけ。A代表や海外移籍への登竜門とされる大会で背番号10を背負い「優勝したい」と、日本男子のFIFA主催大会初優勝を狙う。

 ◆U―20W杯 24チームが6組に分かれて1次リーグを行い各組上位2チームと3位のうち成績上位の4チームが決勝トーナメントに進む。1977年にワールドユース(07年から現大会名)としてチュニジアで第1回大会が行われ、今年で22回目。日本の最高成績は99年ナイジェリア大会の準優勝。

 ◆斉藤 未月(さいとう・みつき)1999年1月10日、神奈川・藤沢市生まれ。20歳。2015年に2種登録でトップチーム入りし、16年に高3でプロ契約。17年はリーグ戦30試合に出場し、J2優勝に貢献。14年から世代別代表に招集され、今年3月にはU―22日本代表に飛び級で選出。166センチ、66キロ。利き足は右。

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