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【こちら日高支局です・古谷剛彦】サートゥルナーリアの挑戦に感じる日本競馬の新たな時代 

 令和に元号が変わり、改めて平成を振り返る機会が多い。平成元年(1989年)の春のクラシックは、ホッカイドウ競馬出身のドクタースパートが皐月賞を制し、日本ダービーは混戦模様に拍車をかけた。

 1番人気は、西の秘密兵器と言われたロングシンホニー。当時は東西の相互馬券発売も今のような状況ではなく、関東のファンにはなじみが薄い馬だった。大混戦のダービーは、ウィナーズサークルが芦毛初の勝利となり、皐月賞2着の雪辱を果たした。この前年には、タマモクロスとオグリキャップの活躍があり、芦毛のダービー馬も生まれ、芦毛ブーム全盛を迎えた。

 平成元年は、まだ短距離G1がなく、2、3歳戦を除くと、マイルG1も安田記念とマイルCSのみ。ほとんどの馬がクラシックや天皇賞を目指す時代だった。この翌年に、スプリンターズSがG1に昇格。徐々にその地位を確立させ、サクラバクシンオーの連覇から快速馬の評価が上がった。種牡馬ではトニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスが次々とクラシックホースを輩出。特に、サンデーサイレンスは日本競馬を大きく変え、その産駒の活躍とともに、走破時計も一気に速くなった。そして、海外を目指して、勝利を求められる時代にもなった。

 短距離馬の地位向上、内国産馬の活躍、そしてサンデーサイレンスとキングカメハメハが父系を広げている状況…。この30年で、日本の競馬は世界に冠たるレベルにまで進歩を遂げた。

 無敗の2冠馬を目指すサートゥルナーリアは、チャンピオンスプリンターのロードカナロアを父に持ち、日米オークスを制したシーザリオが母という夢の配合。「ダービー馬はダービー馬から」という格言はあるが、世界に誇るスプリンターからダービー馬が誕生する可能性が出てきたのも、時代の変化を感じる。

 実際、高速決着が続く東京競馬において、ロードカナロアから受け継がれるスピードは追い風となるだろう。サートゥルナーリアの挑戦は、まさに新たな時代を切り開く可能性を感じさせる。(競馬ライター)

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