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【日本ダービー】サートゥルナーリアで65年ぶりテン乗りV狙うレーン騎手のすごさに迫る

ダービー初挑戦のレーン。レース初騎乗となる相棒を2冠目へと導けるか
ダービー初挑戦のレーン。レース初騎乗となる相棒を2冠目へと導けるか

◆第86回日本ダービー・G1(5月26日・芝2400メートル、東京競馬場)

 令和最初の競馬の祭典、第86回日本ダービー・G1は26日、東京競馬場で行われる。注目は、ディープインパクト以来、14年ぶりとなる無敗の2冠奪取を狙うサートゥルナーリア。手綱を執る豪州の新鋭、ダミアン・レーン騎手(25)の素顔と、そのすごさに迫った。

 日本ダービーまで1週間を切った。豪州から短期免許で来日中のレーンは、ルメールの騎乗停止により、サートゥルナーリアで3歳馬頂上決戦に挑む。

 「皐月賞を勝って、次のステップでさらに一歩前に進まないといけない。この馬の調子と力で、いい勝負ができる。チャンスはある」

 05年ディープインパクト以来、史上11頭目の無敗でのダービー制覇を狙う。

 「本当に珍しいケースで、結果を残すのはなかなか難しい。簡単なものなら10何年ぶりとはならない」

 来日から9日間、59度の騎乗で通算15勝。初日こそ未勝利も、2日目に騎乗機会3連勝を含む4勝。3日目には新潟大賞典・G3(メールドグラース)を制覇。その後も京王杯スプリングC・G2(タワーオブロンドン)、ヴィクトリアマイル・G1(ノームコア)と、破竹の快進撃が続く。

 「これまでの機会をもらったことに感謝している。素晴らしい結果を出せてうれしいし、ちょっと運がついているのかもしれない」

 母国では日本から移籍したトーセンスターダムでG1を2勝。17年にはジョンスノーでオーストラリアンダービーを勝つなど、G1・15勝を積み上げた。

 「各州にダービーがあるオーストラリアとは違って、JRAは一つ。オーストラリアンダービーで勝ってうれしかったが、日本で勝ったらさらにすごいこと」

 ただ、立ちはだかる壁は高い。ダービーをテン乗り(その馬にレースで初騎乗すること)で制した騎手は、54年ゴールデンウエーブの岩下密政が最後。実に64年間、勝っていない。前走からの乗り替わりでも85年シリウスシンボリ(岡部幸雄→加藤和宏)が最後。さらに過去、短期免許の外国人騎手はMデムーロが03年(ネオユニヴァース)に勝っただけで【1、0、2、16】だ。

 「そういうデータもあるかもしれないが、それがプレッシャーになることはない。だいじょうぶ! 安田記念が終わったら、京都、富士山、箱根に行きたいね(笑い)」(取材・構成 恩田 諭)

<レーン騎手のここがすごい!>

 坂井瑠星騎手(17年11月から約1年間、豪州で修業。一時期、レーンと同じメルボルン地区で騎乗)「僕が向こうに行った時には、現地ではすでにトップジョッキーでした。ただ、普段はすごく気さくに話しかけてくれましたし、自宅に招待されたこともあるんです。オーストラリアの競馬と日本の競馬はペースや流れ、競馬の形などが全く違う。それでも初めての日本で素早く対応してしっかりと結果を出している。その対応力は素晴らしいなと思います。こちらに来てから話した時に、日本語も勉強しているようでした。色々と日本のことを覚えようとしているんだと思います」

 藤井勘一郎騎手(豪州を含む海外で活躍した“逆輸入ルーキー”)「コースへの適応力の高さを感じます。オーストラリアは競馬場の数がとても多く、ジョッキーは日々の調教をこなしてから各地の競馬場で騎乗します。毎日乗るコースが違うことも珍しくないことで、そういう勘が研ぎ澄まされているんだと思います。追い切りで騎乗馬とコンタクトを取ることを大切にしているのも、日本語も分からないなか、テン乗りで結果を出せる要因ではないでしょうか。僕自身も、改めて気づかされるところは大いにあります」

 友道康夫調教師「その国のリーディング上位騎手が来るのだからやっぱり上手なんでしょう。他国のジョッキーはレースが毎日あって数を乗っている。場数を踏んでいて、その違いはあると思う」

 池江泰寿調教師「その国の上位というのと、やっぱり日本に合いそうなジョッキーが来ているのもあると思う。レーン騎手は(日本から豪州へ移籍した)トーセンスターダムで豪州のG1を2つ勝ったりしていたし、メルボルンでもクレイグ(ウィリアムズ)をしのぐ成績を残していた。だから、日本に来ても結果を出せるのでしょう」

 清水久詞調教師「人柄などは分からないけど、競馬に乗ることに関しては『うまい』としか言いようがないでしょう。結果で示していますからね。数字が証明しています。決して質の高い馬ばかりではないと思いますが、チャンスをしっかりと、ものにしているところがすごいと思います。(新潟大賞典を勝った)メールドグラースに関しても、イメージ通りに乗ってくれました。道中で無駄な消耗をさせずに直線を迎えられるので、力を残せているんじゃないでしょうか」

 矢作芳人調教師「コーナリングがうまいと思いました。彼はメルボルン(フレミントン、コーフィールド競馬場)で乗っていて、(同じ左回りの)新潟と東京で乗れたことが彼にとってもラッキーだった。左回り、かつ広いコースでいい競馬をしていた。これが中山などだったら、違っていたかも。でも、勝負事は流れが重要。こういった運も持ち合わせている」

 手塚貴久調教師「レースプランをいろいろ持っていて、ペースや馬の癖を察知しながら、臨機応変に乗っている。2週前、自分の管理馬で2勝しているが、ともに癖のある馬。それで結果を出すのだから、優秀なジョッキーだと思う」

 藤原英昭調教師(ダービー当日の目黒記念でルックトゥワイスの手綱をレーンに託す)「来てすぐにG1を勝つんだからな。技術やろ。Jリーグでも開幕当時、ジーコは来てからすぐに活躍していたやろ。それと同じじゃないか」

競馬

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