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【日本ダービー キャロットF秋田代表インタビュー】サートゥルナーリア、圧倒2冠で世界へ「隠されている強さを見たい」

圧倒的な存在感をみせるサートゥルナーリア。無敗のまま3歳馬の頂点に立つか
圧倒的な存在感をみせるサートゥルナーリア。無敗のまま3歳馬の頂点に立つか

◆第86回日本ダービー・G1(5月26日・芝2400メートル、東京競馬場)

 令和最初の競馬の祭典、第86回日本ダービー・G1は26日、東京競馬場で行われる。注目は、ディープインパクト以来、14年ぶりとなる無敗の2冠奪取を狙うサートゥルナーリア。4戦4勝で皐月賞を制した大物だが、馬主のクラブ法人、キャロットファームの秋田博章代表(71)は「隠されている強さを見せていない」と、内に秘めた爆発的な力の発揮を期待した。

 ―まずは、皐月賞を振り返ってください。

 「レース間隔が空いたことで、ちょっと緩んだ感じがありました。栗東トレセンに入って調教を急ピッチでやったのですが、直前にトレセンに見に行った時、少し硬さがあるかなと感じていました。競馬は接戦ではあったものの、勝ててよかったというのが正直なところです」

 ―完調手前でクラシック1冠目をV。ダービーへ上積みは大きそうですね。

 「ホープフルSの後、トライアルを使わずに皐月賞へ向かったのは、ダービーにベストな状態を持っていくためです。2日にノーザンファームしがらきで馬を見ましたが、筋肉のメリハリがしっかりついてきており、想定通りに馬はできてきました。このまま順調にいけば、いいレースができるだろうと思っています」

 ―キャリア4戦4勝。「大物」の予感が、確信に変わったレースはどれですか?

 「まだ実感がない、というのが正直なところです。牧場時代から同世代の中でも完成度という点では抜けている感じがありました。非常に体幹がしっかりしていることでブレずに走れる馬なので、これから期待している走りを見せてくれると思います」

 ―期待している走りが今回になれば最高ですね。

 「ディープインパクトはダービーで圧倒的なパフォーマンスを発揮し、強さの違いを見せました。だから、どこかで『この馬、本当に強いな』と感じるパフォーマンスを見せてくれることで、今後のレースを使っていく上で選択肢が広がると思います」

 ―選択肢という点では、凱旋門賞への1次登録を済ませています。

 「国内で勝ち負けできても、やはり抜けた存在じゃないと海外のG1は勝てないですからね。そういう意味では、ダービーで選択肢の広がるような勝ち方、競馬をしてくれるかどうかが、今後どう使っていくかにかかってくるだろうと思います」

 ―母シーザリオの産駒としては、エピファネイア(菊花賞、ジャパンC)、リオンディーズ(朝日杯FS)に続く3頭目のG1馬となりました。

 「それぞれ父が違うこともあって体形は違いますが、ロードカナロアに変わって、兄弟の中でも体幹がしっかりしていて、さらに精神的な強さがありますね。ただ、母も兄弟も靱帯(じんたい)を傷めて引退しているので、今後はその部分に気をつけていかなければいけないなと思っています」

 ―皐月賞で騎乗したルメールが騎乗停止になり、新たな鞍上に短期免許で来日中のレーンを迎えました。

 「すごくソツのない競馬をしますよね。好位を取り、そこからしっかり脚をためられる。そういうコントロールする技術にたけている騎手だと思っていますから、心配はしていません」

 ―秋田代表は、ノーザンファームの牧場長として数多くの名馬に携わってきました。平成の競馬にどのような印象を持たれていますか。

 「ダービーの時計を振り返ってみますと、キングカメハメハ(04年)とディープインパクトが2分23秒3のダービーレコードをマークし、それをドゥラメンテ(15年)が0秒1上回った。日本の馬場が良くなっているのもあるのかもしれないけど、スピードの絶対値が上がってきているのは間違いなく、海外の関係者からも注目されているところじゃないかと思います。とにかく、昭和とはスピードが変わりましたね」

 ―令和に向けての展望はいかがですか。

 「日本はトレセンの施設だけでなく、牧場、育成牧場の技術が平成に入って急速に進歩したと思います。実際にスピードを持った馬は増えてきていますが、日本人の競馬関係者は前向きに、考えながら仕事をしており、馬を若い時から鍛えていくノウハウを蓄積しています。令和になって、そういうところがさらに追求されていくと思いますね。他国の競馬の進歩と比較すると、日本はさらにその上を行っていると私は思っています」

 ―最後に意気込みをお願いします。

 「これまでの4戦では、まだまだ隠されている強さというのを見せていない。ぜひ、ダービーでその強さを見せてほしいものですね」(取材・構成 西山 智昭)

 ◆秋田 博章(あきた・ひろあき)1948年2月25日、北海道生まれ。71歳。80年代に旧社台ファームに入り、93年にノーザンファームの場長に就任。ディープインパクト、キングカメハメハ、ジェンティルドンナなど数多くの名馬の生産、育成に携ってきた。13年に同ファーム顧問。15年3月からキャロットクラブの取締役となり、18年12月にはキャロットファームの代表取締役に就任した。

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