全日本最下位の白井健三は、23位で世界選手権代表入りを逃す「『やめたい』と初めて言いました」

ゆかの演技で着地する白井健三
ゆかの演技で着地する白井健三

◆体操 世界選手権代表選考兼NHK杯(19日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 10月の世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)代表選考を兼ねて行われた男子個人総合が行われた。4月の全日本選手権を制した、谷川翔(かける、20)=順大=が、全日本の持ち点と合わせて254・363点をマークし、今大会初優勝を飾った。兄・谷川航(わたる、22)=セントラルスポーツ=は254・128点で弟に続いて2位に入った。萱(かや)和磨(22)=セントラルスポーツ=は254・126点で3位。谷川翔、谷川航、萱の3人が10月の世界選手権の代表入りを果たした。

 16年リオ五輪男子団体金メダルの白井健三(22)=日体大大学院=は、得意の床運動で着地のミスが目立つなど、243・794点で23位に終わり、今大会での世界選手権代表入りを逃した。

 2月上旬に左足首を負傷し、3月に再発。けがの影響もあって、今季は不調が続く。4月の全日本選手権の個人総合で最下位の30位に沈んだ。「全日本が終わってからは体操が負担になっていると思うこともあった。コーチやトレーナーに『(競技を)やめたい』と初めて言いました。それぐらい冷静ではいられなかった」と明かす。ただ、ライバルの後輩や周囲のサポートもあって「もう、やるしかない」と前を向いた。

 再起を心に決めて臨んだ今大会。23位に終わり、巻き返すことはできなかったが「鉄棒やあん馬で絶対に落ちないぞ、と思ってできた。精神的にいい状態になってきている」と収穫を手にした。

 6月の全日本種目別選手権で代表入りの可能性を残す。「もう、上がることしか考えていない」と、前だけを見つめた。

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