SGの準優枠番入れ替えのルールは廃止を

3月21日のボートレースクラシック優勝戦、3週目、2マークを周る1号艇の吉川元浩(後方は3号艇の馬場貴也)
3月21日のボートレースクラシック優勝戦、3週目、2マークを周る1号艇の吉川元浩(後方は3号艇の馬場貴也)

 平成最後のSGとして注目を集めた3月の戸田・クラシック。ここで、史上初の出来事があった。準優の枠番が入れ替えられたのだ。

 2014年5月の福岡・オールスターから、SG準優の4~6号艇は、同じ枠番に限り、レース間での入れ替えが可能になった。今回、このルールが初めて適用された。本来なら12R5号艇だったはずの遠藤エミ(予選13位・得点率6・20)と、10R5号艇だったはずの馬場貴也(予選15位・得点率6・00)のレース番が入れ替えられた。

 この節、伸び節イチの平尾崇典が“機関車”として大暴れ。マーク位置の選手が勝ちまくっていた。平尾は準優12Rの4号艇。その隣の“特等席”を手にした馬場は、極上のまくり差しで予選トップ通過のイン白井英治を撃破。優勝戦(優出2着)に駒を進めた。

 入れ替え理由はいくつか推察できる。準優12Rの6人をすべてSG覇者でそろえることで売り上げ増につなげたいという狙い。もしくは選考順位6位だった馬場をドリーム戦に選出せず、同7位の井口佳典を選んだ事に対する埋め合わせ、などだ。ただ、このような処置に慣れてはいないファンは「遠藤が12R5号艇だったら、遠藤が優出していたのではないか」と思うかもしれない。また、「馬場が12R5号艇でなければ、白井が逃げていたのではないか」と考えるファンもいるだろう。その場合、吉川元浩は優勝戦2号艇となることから「優勝は白井だったのでは…」と次から次へと疑念が生じてしまう。

 さらに言うと、例えば江口晃生、深川真二らの“イン屋”が外枠になった場合に入れ替えを行えば、大きな波紋を呼ぶことは間違いないが、このようなこともできてしまうのが現行ルールだ。21日からは福岡で令和最初のSG「ボートレースオールスター」が開幕する。記者個人の考えとしては、SGの準優枠番入れ替えのルールは廃止して欲しい。最高峰のレースだからこそ、予選順位を尊重するべきだ。(記者コラム 藤原 邦充)

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