◆明治安田生命J1リーグ第12節 G大阪1―0C大阪(18日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪が令和初の大阪ダービーを制し、8試合ぶりの勝利を飾った。最下位だった鳥栖に敗れた前節から先発5人を入れ替え、大卒ルーキーDF高尾がJ1初先発、ともに20歳のMF福田、高江も先発。試合は立ち上がりから攻守にアグレッシブな姿勢をみせ、後半10分には高尾の縦パスから高江がつなぎ、最後はMF倉田が絶妙なトラップから右足を振り抜いて先制した。
その後はC大阪に主導権を握られる時間も続いたが、粘り強い守備と鋭いカウンターで応戦。追加点は奪えなかったが、今季ホーム7試合目での初勝利を飾った。宮本恒靖監督(42)は「我々の現状を考えたときに、勝点3が非常に大切で本当に意味のあるもの。でもリーグが続いていく中で、これを継続していくことに、もう頭は切り替わっています」と話した。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【6・0】
大胆な先発変更が吉と出た
GK〈1〉東口順昭【7・0】
マンオブザマッチ
前節のミスを帳消しにする好セーブ連発。さすが
DF〈5〉三浦弦太【6・5】
先発復帰で守備を統率。クロス対応も◎
DF〈13〉菅沼駿哉【6・5】
ミスなく集中力を保ち続け、無失点に貢献
DF〈27〉高尾瑠【6・0】
一発で裏を取られたシーンは課題だが、J1デビューとしては上々
MF〈34〉福田湧矢【7・0】
その突破力と運動量に仲間も驚き。衝撃の再デビュー
MF〈8〉小野瀬康介【6・0】
攻守に献身的。できれば決定的な仕事も
MF〈10〉倉田秋【7・0】
背中の10番に恥じぬ大一番での決勝ゴール
MF〈21〉矢島慎也【6・5】
岡山時代を思い出すロングフィードで決定機演出
MF〈29〉高江麗央【6・5】
走り回る中でも高い技術発揮し1アシスト
FW〈9〉アデミウソン【6・0】
無得点も球際での戦う姿勢が素晴らしい
FW〈16〉黄義助【6・0】
得点ほしいが、それ以外の仕事はすべて完了
途中出場
FW〈40〉食野亮太郎【6・0】
守備も考えつつ、ゴールへの意欲も示した
MF〈15〉今野泰幸【6・0】
クローザー的役割に加え、冷静にチャンスも拡大
MF〈7〉遠藤保仁【―】
時間短く採点なし