【楽天】最後の星野チルドレン・今野がプロ6年目初勝利「星野さんに報告したい」

◆ロッテ4―6楽天(18日・ZOZOマリン)

 初めてスポットライトを浴びた。4点ビハインドの6回から登板した2番手・今野は、2回を無安打無失点と好投。打線が8回に逆転に成功し、プロ6年目で初勝利だ。今季初登板した15日の日本ハム戦(楽天生命)でも、中継ぎで3回無失点と力投し、球団新記録の8点差逆転勝ちを呼び込んだばかり。「こんな形で勝ち投手になるなんて想像してなかったので、本当にうれしい」。チームはこの日も含めた最近の6勝は全て逆転勝ち。逆転を呼ぶ男は初々しい笑顔を見せた。

 最後の星野チルドレンだ。昨年1月に亡くなった星野仙一球団副会長(享年70)が、監督として最後に臨んだ13年のドラフト会議。楽天から9位指名を受けたのが今野だった。しかも、ドラフト前日に投球ビデオを見た星野氏が「面白いな。ええやないか」とGOサインを出し、全体76人中76番目で滑り込みで指名された―という逸話付きだ。

 監督最終年となる14年には、高卒1年目ながら1軍で登板機会を与えられた。15年オフに右膝を手術し、育成選手となった後も患部の状態を気にかけてくれた。今年の自主トレ始動日に、星野氏の命日である1月4日を選んだほど思い入れは深い。「星野さんに報告したいです」と天を見上げた。

 人口1万人ほどの地元・宮城の岩出山町(現大崎市)出身で、生まれも育ちも岩出山。県内の高校から楽天にドラフト指名された初の選手だ。「宮城の人のために頑張らないといけないという思いはあります。もちろん、岩出山のためにも活躍したい気持ちは強いです」。楽天は負ければ今季初の借金2というところだったが、勝率を5割に戻した。どん底からはい上がった「岩出山の星」が、チームを救った。(片岡 泰彦)

 ◆今野 龍太(こんの・りゅうた)1995年5月11日、宮城・岩出山町(現大崎市)生まれ。24歳。岩出山高3年夏の宮城大会ではノーヒットノーランを達成。13年ドラフト9位で楽天入団。右膝を手術し、16年から育成選手に。17年4月に支配下選手に復帰した。通算13登板で1勝0敗0セーブ、防御率5・95。右投右打。年俸550万円。178センチ、70キロ。家族は妻。

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