将棋の豊島将之新名人が一夜明け取材に臨む ファンによる愛称「きゅん」について語る

名人獲得から一夜が明けて晴れやかな表情を浮かべる豊島将之名人
名人獲得から一夜が明けて晴れやかな表情を浮かべる豊島将之名人

 福岡県飯塚市で16、17両日に行われた将棋の第77期名人戦7番勝負第4局で佐藤天彦前名人(31)に勝ち、対戦成績4勝0敗でタイトルを奪取した豊島将之新名人(29)=王位、棋聖=が18日朝、同市内の宿舎で一夜明け取材に臨んだ。

 いつもと変わらない涼やかな表情の豊島新名人は「あんまり眠れなかったです。対局が終わった後は寝付けないことが多いんですけど、名人を獲得したこともあって興奮してしまって…」と破顔一笑。過去に聞いたことがない「興奮」というフレーズが感情の揺れを物語っていた。

 送られてくる祝福メールを読みながら、午前4時にようやく就寝。7時に起床してメールを返信したと明かした。「まだあんまり実感が沸かないところはあるんですけど、やっぱりうれしいです」

 最強の挑戦者・渡辺明2冠(35)=棋王、王将=を迎えた初防衛戦となる棋聖戦5番勝負が6月4日に開幕する。「すぐ棋聖戦もありますので、次の戦いに向けて頑張っていきたいです」。行きつけのマッサージ店で体のメンテナンスをして、大勝負に備える。

 さらに、ファンの間で呼ばれている愛称「きゅん」(『豊島君』から派生したとみられる)についても言及。若々しい外見を表現するネーミングのようだが「直接言われたことはありません(笑)。もう30に近いのでどうかなと…お手柔らかに、とは思いますけど楽しんでいただけたら」。対局室でのクールな表情とは真逆のニコニコ笑顔を浮かべた。

 名人初挑戦となった今回の7番勝負。3連覇中だった佐藤前名人を4連勝でスイープする圧倒的な力を見せつけた。2007年度に平成生まれ初の棋士になった男は平成生まれ初、さらに令和初の名人に。史上9人目の三冠獲得者(名人・王位・棋聖)となった。

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