右膝負傷の貴景勝、8日目から再出場へ 師匠は「無理して出る景勝じゃない」

4日目の御嶽海戦で右ひざを負傷した貴景勝
4日目の御嶽海戦で右ひざを負傷した貴景勝
報道陣に対応する千賀ノ浦親方
報道陣に対応する千賀ノ浦親方

 大相撲の夏場所4日目(15日)、御嶽海(26)=出羽海=戦で右膝を負傷し、5日目から途中休場していた新大関・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が、8日目(19日)から再出場する。師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が18日、取材に応じ、「昨日本人が治療から帰ってきて、16日の夕方に急に痛みが引きましたと。本人は大丈夫ですということを言ってきた」と説明した。

 御嶽海との取組中に右膝の内側を負傷した。取組直後は氷で冷やすなどし、5日目の早朝に都内の病院で受診。「右膝関節内側側副靭帯(じんたい)損傷で今後約3週間の加療を要する見込み」の診断書を相撲協会に提出し、途中休場していた。

 17日深夜に貴景勝が千賀ノ浦部屋を訪れ、屈伸運動やそんきょの姿勢を取り、師匠が表情を確認したという。「来る前は休ませるつもりだった。でも、足の曲げ伸ばしをやって、表情を見たら無理してやっている目じゃなかった。治療の先生も大丈夫なのではと言われて、出る方向になりました。無理をして出る景勝じゃないので」と述べた。治療は病院ではなく、複数の専門家のもと行った模様で、高圧酸素カプセルや注射での治療も行ったという。

 磁気共鳴画像(MRI)検査などの精密検査は行っておらず、あくまで貴景勝本人の表情を見て出場を決断した。ただ「ちょっと相撲を取ってダメだなと思ったら休む。大関だから出たり休んだりしたらいけないけど、こういう状況だから」と場合によっては再び休場する可能性も示唆した。

 この日貴景勝は稽古場には下りず、8日目もぶっつけ本番で臨む可能性もある。右膝にはテーピングを施し、再出場を迎える。御嶽海戦では、もろ差しから投げを打った時に負傷した事から師匠は「下がったら痛いから、差したり余計なことはしない。下がらない相撲を取ってくれと言いました」。貴景勝も「今までやってきた相撲、前に出る相撲しか取りません」と語ったという。

 この日までの休場で、戦績は3勝2敗2休。中日から5勝を挙げれば勝ち越し、名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)でのカド番は免れる。

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