【巨人】岡本、ラッキー!満塁でボテボテ三ゴロがベース直撃V二塁打「点が入ればなんでもいい」

ラッキーな適時二塁打となり塁上で喜ぶ岡本(カメラ・橋口 真)
ラッキーな適時二塁打となり塁上で喜ぶ岡本(カメラ・橋口 真)
6回1死満塁、岡本の打球は三塁線へ
6回1死満塁、岡本の打球は三塁線へ

◆中日1―4巨人(17日・ナゴヤドーム)

 巨人は“持ってる男”岡本の一打で中日を下し、連敗を4で止めた。両軍無得点の6回1死満塁、平凡な三塁へのゴロがベースに当たって大きくはね、先制の2点二塁打。岡本は2日の同カード(東京D)でも天井に当たるタイムリーを放っていた。先発のヤングマンが6回途中1失点の好投で3勝目。9回はこの日昇格したばかりの沢村が3人で締め、3年ぶりにセーブを記録。6回無死満塁のピンチを犠飛による1失点でしのぐなど、リリーフの好投が光った。

 願いを込めて振り抜いた。岡本の打球は三塁線へ転がった。「やばいと思った」。三ゴロかと思われた打球は三塁ベースに当たり大きくはねた。三塁手の頭上を越え、左翼手の前に弾んだ。「何とかしたかった。当たりは良くなかったが点が入ればなんでもいい」。疾走し二塁ベースにスライディング。たどり着くとベンチを向き笑顔で手をたたいた。

 両軍無得点の6回1死満塁。勝野の内角スライダーに反応した。三ゴロ併殺打でチェンジ―だったかもしれないが、結果は先制の2点適時二塁打。初物の勝野には5回まで、わずか1安打と苦戦したがこの回3安打で3点を奪った。2日の中日戦でも天井直撃打の貴重な同点の適時内野安打を放った幸運の持ち主がこの日も、“ラッキーボーイ”ぶりを発揮。「日頃の行いがいいのでね」といたずらっぽく笑った。

 10日のヤクルト戦(東京D)では17試合ぶりの8号を放つなど5打数4安打2打点と大暴れしたが、その後の4試合は16打数2安打と本調子ではない。

 初めて巨人軍の4番という重圧を背負ってからもうすぐ1年を迎える。自らの力で何とか―という自立心も芽生える。4月中旬。あるニュースを手に取った。「二岡さん元気ですかね?」。「独立リーグでの監督業~二岡智宏が笑顔の裏で抱える苦悩」―。現BC富山監督の二岡氏は昨季まで巨人の1軍打撃コーチで、試合前練習で一連のメニューを終えると、最後に助言をもらうのがルーチンだった。

 発信ボタンを押せば今でも連絡は取れる。だが、「ほとんど今は連絡とらないです。いつまでも甘えて、頼っていてはいけないんでね。僕も1人でがんばらないと」。岡本なりの決意だった。自ら考え、映像を見返し、練習から試合まで打撃フォームの試行錯誤を繰り返す日々。自らの力で打破しようとする内面の成長を野球の神様も見放さなかったのだろう。

 岡本のラッキー打が決勝打となりチームは連敗を4で止め、首位を守った。前カードの阪神との2連戦(東京D)の試合前に両日、直接指導を行った原監督は「非常にいいラックだよね。いい方向に向いているわけだから、彼がさらに追い風を吹かせないとね」と奮起を促した。「ヒットはヒット。いい方向にいってくれればいい」と岡本。追い風は吹いている。誰もが4番の完全復活を望んでいる。(小林 圭太)

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