【広島】3戦連続の逆転勝ちで5連勝 9回に打者11人7安打7点…単独2位

8回、バティスタの勝ち越し打で生還した野間(左端)を笑顔で迎える広島ナイン
8回、バティスタの勝ち越し打で生還した野間(左端)を笑顔で迎える広島ナイン

◆阪神2―10広島(17日・甲子園)

 広島がお家芸の逆転劇で、開幕1試合目を除き今季初の単独2位に浮上した。1点ビハインドで迎えた8回に野間、菊池涼、バティスタの3者連続安打で一気にひっくり返し、9回は7安打7点の猛攻で試合を決めた。今季2度目の5連勝で貯金は同最多の4。今季は先行逃げ切りのパターンが目立っていたが、3試合連続9度目の逆転勝利と、王者がいよいよ本来の姿を取り戻してきた。

 電光石火の速攻だった。1点を追う8回。1死から代打・松山の四球、野間の一塁強襲安打で一、二塁のチャンスを作ると、菊池涼が左前に同点打を放った。さらにバティスタも初球のスライダーを左前に運ぶ勝ち越し適時打。「制球のいい投手だし、前に飛ばすことだけ考えたよ」。4月7日(マツダ)の対戦で完封勝利を許した阪神・西を一気に攻略し、助っ人砲はお立ち台で声を張り上げた。

 3連覇中の強かった王者の姿がよみがえってきた。3試合連続、今季9度目の逆転勝利で5連勝。開幕当初は先発投手が耐え忍び、先行逃げ切りのパターンが目立っていたが、16年から3年連続で40度以上も試合をひっくり返してきたお家芸を見せ始めた。緒方監督は「最後の8、9回はしっかり集中してお見事の一言。すごいね」とナインを褒めたたえた。

 リードを奪った後も攻撃の手は緩めない。9回も2死満塁からVTRのように、菊池涼、バティスタが連続タイムリー。4番の鈴木も左前適時打で続き、最後は会沢が左翼線へ走者一掃の適時三塁打で締めた。終わってみればこのイニングは打者11人、7安打、7得点の猛攻。来日初の4安打のバティスタは「(鈴木)誠也の前だし、相手投手は四球を出せない。チャンスだよ」と顔をほころばせた。

 貯金は今季最多の4。開幕戦で巨人を下した3月29日を除けば今季初めて、最高位となる単独2位に浮上した。選手会長の会沢も「かみ合ってきた。いい雰囲気だと思います」と手応え十分。首位・巨人との1ゲーム差もキープ。こいのぼりの季節は終わったが、カープの進撃はここからが本番だ。(表 洋介)

 ◆逆転の広島 広島は16年から昨年まで逆転勝ちが45、41、41度で、いずれもセ・リーグ最多。2リーグ制(1950年)後、3年連続で40度以上の逆転勝利は広島が初めてだった。今季は9度目。シーズン換算では31度ペースとなる。

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